ハングオン (AC) HANG-ON

1985年 ゲーム 3ツ星 ゲーム:シミュレーション

身体で操作する

セガ体感ゲーム第一弾。レースゲームといえば上空からの俯瞰が当たり前だった中で、擬似3Dの画面は新鮮だった。しかしそれ以上に驚いたのは、筐体のバイクにまたがって体重移動で操作するところ。当時の私は14歳。バイクを運転したことはないが、カーブの体重移動は痛快だった。

とはいえ身体感覚と画面の動きはあまり合致せず、コースアウトを繰り返してばかり。敵バイクに衝突して、ふっ飛ばされ、爆発炎上して、路面を叩いて悔しがる。「もっと簡単な、体重移動するだけのゲームはないものか?」と思ったが、友人に「それはシミュレーターであってゲームじゃない」と言われ、納得した。まぁ、「ハングオン」はシフトチェンジもないから、シミュレーターとは言えない。さらに順位を競うレースゲームでもない。まさしく「簡単な、体重移動するだけのゲーム」だった。

なつかしい。

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