先が見えない
あらすじ
刑務所を脱獄したブッチ(ケビン・コスナー)は、民家で少年フィリップを人質に連れ出す。相棒だったテリーを射殺して、2人の逃避行がはじまる。
フィリップはブッチを信頼するようになり、自分の意志で追従する。ブッチはアラスカを目指し、行く先々でものを盗む。レッド(クリント・イーストウッド)と犯罪心理学者サリーが脱獄犯を追跡する。レッドは粗暴で、サリーの化学分析を信じない。包囲は狭まっていく。
ブッチは親切な農夫に救われるが、農夫が子どもに暴力を奮ったことに激怒。ブッチが農夫を殺すと思ったフィリップは、ブッチに向けて発砲。ブッチはレッド率いる警官隊に包囲される。ブッチはフィリップに別れを告げ、射殺される。
ブッチは殺人も躊躇せず、多くの人を困らせたため、さっぱり感情移入できない。悲劇的な過去があるようだが、評価は変わらない。フィリップは愛らしいが、やはり共感しづらい。フィリップがブッチを撃った拳銃を捨てるのは驚き。賢い!
ラストはまぁ、そうなるだろうなぁと思った通り。犯罪心理学が机上の空論とされたのも納得しがたい。よく言えばマッチョ、ぶっちゃけ馬鹿。
結局、パーフェクト・ワールドなんか存在しないといいたかったのか? いい話っぽくまとめているが、とてつもなく迷惑な話で、さっぱり共感できなかった。
- Google [パーフェクト ワールド]
- Wikipedia [パーフェクト ワールド]
- IMDB [A Perfect World]
- 前の記事:アダムス・ファミリー2
- 次の記事:タイムボカン王道復古 (全2話)
- [レビュー] インデックス