ゾンビーバー Zombeavers

2ツ星

タイトルの勝利！

　汚染廃棄物によって凶暴化したビーバーが、美女たちを襲う映画。ゾンビーバーの造形はテキトーで、まんまオモチャ。オモチャに驚いて、掴んで格闘して、逃げ惑うのは大変だが、演技もテキトー。特撮やCGで恐ろしく演出する気概も感じられない。

　若者たちは逃げたり、戦ったり、見捨てたり、自暴自棄になったりするが、ドラマらしいドラマはない。あると思ってなかったが、ほんとにカケラもなかった。
　ゾンビーバーの脅威が限界に達すると、噛まれた人間がゾンビになった。これまたテキトー。見るのがつらくなってきたころ、衝撃のエンディング。いやー、悪くない映画だったよ。

　原題も「Zombeavers」。このタイトルでなかったら、見ることはなかった。このタイトルを決めた時点で、一定数の馬鹿が見ることが決まった。それは多数じゃないから、予算をかけず、テキトーに仕上げる。

　頭いいな。