エアポート2015 Flight World War II

2015年 外国映画 4ツ星 タイムトラベル パニック 戦争 歴史 飛行機

アサイラム製作のくせに、おもしろい。

ストーリー

 ロンドン行の旅客機が乱気流を抜けると、第二次世界大戦中の1940年6月にタイムスリップしていた。ドイツ爆撃機に囲まれ、英国軍に救援を求める。
 ジェットエンジンを搭載したドイツ戦闘機に攻撃される。自分たちが知っている過去ではないことが判明。英国軍ナイジェル伍長は事態を理解するが、上層部は旅客機のテクノロジーがドイツ軍に奪われることを恐れる。
 機長はレーダーを英国軍にわたして、乱気流に誘導してもらう。
 現代にもどってきた旅客機には、老人になったナイジェル伍長が乗っていた。
(おわり)

 ミステリーゾーン『33号機の漂流』を彷彿させる導入。オーソドックスだが、状況が見えず引き込まれる。単純なタイムスリップでないのは驚き。
 客たちの混乱もあるが、邪魔にならない程度。強気のCAがかっこいい。クルーと客たちは知恵を集め、なにをなすべきか考える。おもしろい。

 アサイラム製作だから、荒唐無稽なCGが入ると思っていたが、最後までシリアスだった。空中戦も控えめ。旅客機と操縦席だけで、よく緊張感を維持できたものだ。

 アサイラム製作とは思えない。侮りがたし。

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