Cuphead (PC) Cuphead

2017年 ゲーム 4ツ星 ゲーム:シューティング

難しいけどおもしろい

1930年代のカートゥーンをモチーフにしたアクション・シューティング。まず驚くのはグラフィック。手描きされたキャラクターのデザイン、動きの緻密なことよ。背景の水彩画もそれっぽいし、画面のブレ、ノイズまで再現されている。おまけにステージごとに録り下ろしのジャズ楽曲を用意するなど、正気とは思えない作り込みだ。

ついで驚くのは難易度の高さ。敵の動き、攻撃方法はまったく予測不能。大量のオブジェクトが画面を埋め尽くし、避けるべきものと攻撃できるものが区別できない。攻撃が当たったのかどうか、どのくらいダメージが入ったかもわからない。おまけにステージ中のセーブ、回復はないため、死んだら最初からやり直し。しかしクリアまでの道のりが表示されるため、「まだ序盤だった」とか「あとちょっと」と気持ちを奮い起こせる。

さらに驚くのはゲームとしての完成度の高さ。どのステージも練り込まれており、似たものの繰り返しがない。どのボスにも驚かされ、つい見入ってしまう。難しいけど、何度も挑戦する気持ちになって、クリアの快感を味わえる。なかなか中毒性が高い。

アクション・シューティングの魅力が詰まっている。
いろんな意味で完成度の高いゲームだった。

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