EMMA/エマ 人工警察官 Emma

2016年 外国映画 3ツ星 SF ロボット:自律型 刑事・警察

パイロット版か!

あらすじ

主人公はフランス警察のベテラン刑事。彼のチームに新人研修生・エマが配属される。エマは美しく、あらゆる能力が突出していた。その正体はアンドロイドで、極秘の試験運用をしていた。刑事は気味悪く思うが、エマは便利で、人間らしい自我は感じられない。エマが美しさや、共感性の欠如でトラブルはあったが、ベテラン刑事とアンドロイドのペアはうまく機能しはじめる。
(おわり)

もちろん生身の女性がロボットを演じているわけだが、なかなかリアリティがある。演出に理念を感じる。ベテラン刑事が戸惑いながらも使いこなしていく変化がおもしろい。エマに「人間らしさ」を教えつつ、「人間でないこと」を諫める。エマの情感はわからない。このまま均衡を維持できるのか? そんなはずはない。2つの事件を解決したところで、映画は終わる。なんだこりゃ?

フランスのテレビドラマの第一話と第二話だった。パイロット版として制作されたらしい。つづけてドラマシリーズを視聴できないため、モヤモヤが残る。
映画としては中途半端だが、ドラマのパイロット版としてはよい出来だと思う。つづきを見たい。

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