[レビュー2018年10月15日に発表された 

ハラスメントゲーム (全9話) Harassment Game

ドラマ 社会人 社会派
更新日:2021年01月05日(火) 16:40 [Edit]

殴らないアクションもの

 理不尽なハラスメント問題に、ハミダシ者のコンプライアンス室長(唐沢寿明)が挑む。ストレスにストレスを重ね、怒りを爆発させるが・・・暴力を振るわず、法廷でやり込めず、口先三寸で乗り越えるのは痛快。勝ち負けがはっきりしないところは(よくない意味で)日本的かもしれないが、現実でコレができたらいいよなぁと思える。
 一話完結でありながら、見え隠れする思惑や陰謀がシリーズを牽引する。おもしろい。

 しかし演出は安っぽい。役員は無能で、現場は純朴。主人公がしゃべるときは、だれも口を挟まない。まさにお芝居。デフォルメがすぎて、リアリティが損なわれている。

 最終回の流れはガッカリ。主人公に野心はなく、社長を放逐して解決。無能役員はそのまま? 弁護士はなんだったの? 脇田常務(髙嶋政宏)、起死回生の一手が土下座かよ。
 まぁ、秋津(唐沢寿明)が社長になってすべて解決ってのも不自然だから、このへんが落としどころか。だとしても、会社を救った秋津が出世しないのは、釈然としない。本人が望まないなら、そもそも本社に戻ってこなければいいのに。

 おもしろいけど、引っかかる。
 しかしそれでも、おもしろいドラマだった。

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