世界沈没 End Day

2005年 外国映画 3ツ星 SF パニック モキュメンタリー 文明崩壊後 災害救助

低俗でも見ちゃう。

「世界の終り」を4つのパターンで描く。古いテレビにエンドクレジットが流れ、科学者が目覚め、粒子加速装置実験に向かおうとするシーンにはじまり、世界の終わると、時間を巻き戻してここから再スタートする。ニュース映像ばかり流されるが、1パターンあたりの時間が短いため、気楽に鑑賞できる。

1.巨大津波
地震によって津波が襲来。水はCGっぽいが、危険を警告されても反応が鈍い市民はリアルだった。

2.隕石・彗星
流星群が降り注ぎ、彗星が地球に突っ込んでくる。核ミサイルによる破壊を試みるが失敗。これまたCGの迫力は高くないが、全体を俯瞰できない市民目線は悪くない。

3.ウイルス
飛行機の乗客がもたらした伝染病で医療崩壊し、ロックダウンして、ほかの国にも広がっていく。被害拡大が早すぎて、対処法がない。のちのコロナ禍を思うと、対処できるウイルスのほうが有益だったが、それじゃ世界の終わりにならないか。

4.ストレンジレット
科学者の実験によって地表にブラックホールが出現。なにもできないまま地球は消失する。ほか3つに比べて荒唐無稽だが、「そういうことがあるかもしれない」と疑うと怖くなる。

5つ目のパターンで「超巨大火山の破局噴火」もあったらしいが、日本未公開。全体的に安っぽく、「こうすれば滅亡を回避できた」という切り口がない。科学的な情報提供より、怖がってもらうことが目的らしい。低俗と言えば低俗だけど、こーゆーの観ちゃうよね。

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