リトル・ホープ / Little Hope : The Dark Pictures Anthology (PC) The Dark Pictures Anthology: Little Hope

2021年 ゲーム 2ツ星 モンスター 狂気 異世界に召還

それっぽいだけ...

『The Dark Pictures Anthology』の2作目。登場人物や舞台に連続性はない。『The Twilight Zone』のロッド・サーリングのような語り手「キュレーター」が出てくるが、へんに雰囲気を出しているため安っぽい。最後に続編を匂わせるのもセコい。

廃墟の町「リトルホープ(望み薄)」に閉じ込められた4人の学生と教授が、モンスターから逃げ回る。対抗手段はない。前作『Man of Medan』と同じく、どうにも感情移入できない。

とどのつまり、登場人物はアンソニーの妄想で、実在しない。『アイデンティティー』と似ているが、魔女裁判をからめて複雑にしている。しかしそれでおもしろくなったわけではない。
ホラー映画の、よくある導入部を使いつつ、よくあるエンディングを避けて、「なんじゃこりゃ?」という印象を強めている。ドラマを充実させれば、よくあるプロットでいいのに。

まぁ、このデベロッパはこれが持ち味らしい。

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