迷探偵シャーロック・ホームズ/最後の冒険 Without a Clue

1988年 外国映画 4ツ星 #シャーロック・ホームズ

意外とよかった。

 名探偵シャーロック・ホームズは、ワトソンの指示で動く役者だった。ホームズはアホの飲んだくれ。ワトソンは愛想を尽かし、コンビ解消する。しかしワトソンだけでは信用してもらえず、ホームズも借金で首が回らない。ふたりは最後の事件として、紙幣の原盤盗難事件に取り組む。事件の背後にはモリアーティ教授がいた。ワトソンは解決の糸口を掴んだが、殺害されてしまう。

 ワトソンがいくら観察力・推理力を発揮しても、相手にしてもらえないのが笑えた。ホームズは馬鹿だが即興芝居、相手を煙に巻くのが得意で、意外と噛み合ってる。
 そんなふたりが喧嘩して、互いを尊重していく展開はおもしろい。なんだかんだで、こういうストレートな物語が好きだ。惜しむらくはモリアーティ教授の出番が少なかったところかな。

シャーロック・ホームズ
-1970s
1980s
新シャーロック・ホームズ
2000s
2010s
ハリウッド版
BBC SHERLOCK
ゆっくり文庫

ページ先頭へ