サスペリア・テルザ 最後の魔女 La Terza madre | The Mother of Tears

2007年 外国映画 2ツ星 ホラー モンスター:悪魔

エロ・グロ・カオス。

『サスペリア』(1977)は美少女切り裂き映画ブームを巻き起こしたが、ストーリーに魅力はなかった。気になるキャラも設定もない。それがまさか30年かけて「魔女三部作」として完結するとは思わなかった。なお私は第2作『インフェルノ』(1980)を見ていない。いつか見るだろうか。

さて内容だが、すさまじかった。
美女が刺される。目をえぐられる。槍で貫かれる。びっくりするけど、なにも残らない。唐突で不連続。主人公はただの研究生だが、きゃーきゃー騒ぐより反撃し、殺人も躊躇しない。あと不倫中。
主人公が詳しい人をたよると、その人が殺され、また逃げる。その繰り返し。断片的な情報が増えていくが、わけがわからないまま。最後は魔女の服を脱がして勝利。えー、それでいいのぅ?

中盤、主人公は母の霊体に導かれる。そう説明されても、にわかには信じられない。映画が終わったいまも、信じられない。まー、すごい映画だった。オススメはしない。


ダリオ・アルジェント:魔女三部作
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