ハイランダー3/超戦士大決戦 Highlander III: The Sorcerer

1994年 外国映画 2ツ星 チャンバラ デスゲーム 宝探し 超能力

「パワーアップしたようだな」

シリーズ3作目で、『1』の8年後であるが、ブレンダ・ワイアットは登場せず、人の心が読める宝はなく、不死の剣士もまだ残っている。コナーを狙う強面の敵がいて、刀に詳しい美女がいて、養子がいる。オブジェクトを軸にしたシーンチェンジでコナーの回想が挟まれる。人質をとられる。死なない敵が無茶な運転をする。『1』とほぼ同じことを繰り返している。

たしかに『2』は落胆した。『1』のような作品を見たいと思ったけど、kレジャナイ。おまけに「The Sorcerer」っすよ。ケインは幻術を駆使して、自分の姿を変えたり、ないものを見せたりするが、剣技はふつう。知略も狂気も足りず、あっさり死亡。おいおい、これで終わり? ああ、『1』のクルガンは強敵だった。

本作の日本要素は、不器用な日本語、不自然なオジギ、不可解な精神世界のみ。目隠しして頭上の果実を斬るとか、フォースの特訓か。ナカノも不死の剣士なら、もちっと強いところを見せてほしかった。悲しくなったよ。
コナーに鎮静剤を注射した老医師がいちばん強かった。

最後に突き刺さった剣(コナーの最初の妻の墓)が出てくるが、まさか16世紀からずっと残っていたの? ここはスコットランド? 『1』の要素を出せば出すほど、チープさがきわだつ3作目だった。


ハイランダー
ページ先頭へ