マトリックス レザレクションズ The Matrix Resurrections

2021年 外国映画 2ツ星 管理社会 記憶操作 超能力 電脳

やりようはあったろうに。

『マトリックス4』をやると聞いたとき、いやな予感がした。三部作できちっと完結してるから、続編は必要ない。やるとしてもネオ主演は無理がある。ブランドを使った同窓会映画になりそうと思ったが、だいたい、そんな感じの映画だった。

機械同士の戦争によって、ネオの犠牲が水泡に帰したのはいい。人間をマトリックスにつなぎ直すにあたって、三部作をゲームの出来事と偽装したのもいい。しかしネオとトリニティを復元して発電所にするのは、無理がある。いや、うまく活かされてない。
ネオがポッドから出た時点で、マトリックスは電力不足になったはずだが、そんなシーンはない。ネオとトリニティが「眠り」を選ばないことも既定路線だから、ハラハラしない。

観客は、ネオがいる現実がマトリックスであることを知っている。だのにネオが目覚めたのは映画の半分。あまりに遅い。ナイオビが状況を説明するが、機械と人間の戦争は終わっており、救世主を求める背景がない。
トリニティ救出という目的が決まって盛り上がるが、アクションもいまひとつ。ボットはゾンビ以下の障害物で、ちっとも怖くない。

んでラスト。トリニティ覚醒をテーマにするなら、彼女を主人公にすればよかったのに。『マディソン郡の橋』のような流れがあれば、トリニティの覚醒/選択に感動できただろう。唐突な目覚めは、ネオの願いが投射されたように見えてしまう。

キャスティングも不可解。新モーフィアスは別人格として無視できるが、新スミスがスミスに似てないことは致命的。せめてサングラスかけろ。オラクルの変化を受け入れたから、役者の変更はかまわない。新モーフィアスがいなければ、新スミスの違和感も減っただろうに。なにがあったのやら。

メロビンジアンも同じ。無意味な出番、まったく無意味なアクション。メロビンジアンがラスボスでよかったのに。いろいろ制約があるのはわかるけど、露骨に見えると興ざめする。

やるならやるで、もっとうまくやれただろうに。
制作サイドの事情は知らないが、もったいない復活だった。

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