マクベス2.0 狂気の暴走 The Letter Red / Stained

2019年 外国映画 2ツ星 犯罪

ただの異常犯罪。

シェイクスピア『マクベス』を現代に置き換えた物語・・・と言いたいところだが、類似性は多くない。さりとて独自展開の魅力も乏しく、ただの後先考えない異常者たちの犯罪になってしまった。

主人公はマクベス。企業の上場で莫大な利益を得るはずが、冷遇され、社長を殺害することに。マクベス夫人にはジェーンという名前があって、なぜか隣人男性スティーブンを破滅させ、妊娠中の妻の腹を割いて赤ん坊を盗み出す。計画性がなく、理性を感じない。殺害現場で抱き合うシーンは、狂気より稚拙さを感じた。

「3人の魔女」が「3人の清掃夫」というのはいいね。予言めいたことを言ってほしかった。マクダフ刑事の活躍が少ない。みんな顔が濃かった。

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