第03夜:進路相談 dream03

2006年 夢日記
第03夜:進路相談

 進路指導室に行くと、海原雄山が座っていた。

 「弟子にするから、卒業したら美食倶楽部に入れ」と言う。
 とても素晴らしい話だと、先生は大喜びだ。なんだか気にくわない。

「弟子になったら、師匠を越えられないじゃないか。
 私は自分の店を出す。私の美食倶楽部を作ってやる!」
 と、偉そうなことを言って断ってしまった。

 しかし世の中はままならない。
 気がつくと私は仮面ライダーになっていた。仮面ライダーといっても改造手術は受けてない。身体能力はそのままで、スーツによって強化されているタイプである。

 仮面ライダーは、けっこうハードな仕事だった
 チカラ仕事は平気なんだけど、反射と判断がきつい。中でもシビアなのだが、飛んでくる銃弾をよけるアクションだ。
 スーツ補正で軌道は読めるけど、一瞬で身をそらさないと当たってしまう。弾丸が当たると痛いし、次の反射も遅れる。だから1発当たると、ビシビシと当たりまくってしまう。かなり痛い。

 岩をも砕くパンチは、岩しか砕いたことがない
 怪人の動きが速くて、当たってくれないのだ。
(もう当たってくれよ。当たれば終わりなんだからさぁ)
 仮面の下でぼやきながら、ぶんぶん空振りを繰り返す。涙がにじむ。

 こんなことなら、美食倶楽部で働いていればよかった。

 ……という夢を見た。
 我ながら、わけがわからない。