社会

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歴史は繰り返さない

──祖父は今年、97歳。祖父が30歳のころは、戦争をしていた。祖父は軍医だったので、直接の戦闘には参加していない。しかし空襲の怖さなどを話してくれた。37歳で終戦、戦後の復興60年をその目で見てきた。──親父は今年、59歳。親父が30歳のこ...
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元も子もない

「お金がないから、昼飯を削ってます」という若者がいる。しかし、身体を壊したら元も子もない。治療費は別にしても、体調を崩せば集中力がにぶる。ミスも増える。ミスを取り戻そうとすれば、無理がたたり、さらにミスが増える。ミスを放置しておけば、評価(...
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頂上疾走

──1999年(29歳)。取引先の部長さんがこんなことを言い出した。「伊助くんは仕事はできるが、人としての面白味に欠けるな。 ゲームだ。プレステを買いたまえ! そして、おれと同じゲームをやろう!」「プレステを買わなければ、取引を打ち切る」と...
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王様の耳はロバの耳

昼間、お城で王様の散髪をした。すると、王様の耳はロバの耳だった。「バラしたら処刑するぞ」王様はこわい顔で言った。「ぜぜぜ、絶対に言いません!」私は激しく首をふって約束した。──でも、言いたい。王様の耳はロバの耳。王様の耳はロバの耳。王様の耳...
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親子の非干渉

私の知人に、子どもの教育に非干渉なヤツがいる。つまり、こういうことだ。私「で、この子には、どんな人になってほしいんだ?」彼「この子のやりたいようにやらせるよ」私「? だって、まだ子どもだろ? 教育方針はないのか?」彼「親の価値観を押しつけた...
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関係ないわけない

現代の教育には、強い不安がある。こんな状況が続けば、ホームレスの低年齢化を招くだろう。はなはだ不安だ。私は教育機関の人間ではないから、関係ないといえばそれまでだ。「他人の領域に口を挟むな、自分の現場を守れ!」とも言われる。そのとおりだし、そ...
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納得できない親子

──1月2日のこと。深夜24時に、友だちとゲームセンターで落ち合うことになった。私の方が先に着いたので、ゲーセン内を見てまわる。久しぶりだった。数年ぶりになる。正月三が日の深夜って、ゲーセンは混むものなのだろうか?よくわからないが、そこそこ...
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危険な女……

──歯医者の待合室に、3人の男女がいた。彼女と彼女のつれあい……そして私。やがて、彼女のつれあいが呼びだされ、治療室に入っていった。広い待合室には、私と彼女の2人だけになる。彼女は、じっと待てない性格らしい。机の上にあった子ども向けのオモチ...
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駅馬車のジレンマ

──1台の馬車がやってきた。御者が馬に命令する。「もっと急げ!」しかし馬は命令されるのが大嫌いだった。「それはあんたの都合だろ!」こうして馬車は駅に到着したが、客は怒り狂っていた。「なんだこの馬車は! もう乗るもんかッ!」がっくりと肩を落と...
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眠れない夜

──なんてこった。仕事が気になって、眠れない。阿呆な話、断った仕事まで気になってやがる。……まいったな。私の場合、頼まれた仕事を頼まれたとおりにやるだけじゃ駄目だ。  相手の意表をついて、感激させること。  この仕事を、次の仕事につなげるこ...
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俺の屍を越えてゆけ

──1994年。23歳の私は、千葉県千葉市の小さなパブで働いていた。バーテンといえば聞こえがいいが、その実態はウェイターである。酒を出して、話して、拍手して、いっしょに呑む。そーゆー仕事をしていた時期もある。学校を出ても、まじめに働く気がな...
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見えざるハンディキャップ

最近、歯医者に通っているのだが、イヤ~な患者がいる。ソイツも、だいたい私と同じ時間に診療を受けている。30代後半とおぼしき男性で、髪もヒゲもモサモサで、太りすぎ。なにがウザイって、ソイツは次から次へと子どもっぽい要求やくだらないコメントを喋...
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頭を整理したくない人

取引先のD氏と食事をした。その中で、こんな会話があった。「伊助さんは、物事を整理するのが好きなんだねぇ」「好きですね。物事が整理されれば、いろいろと強くなれますから」「……そうだねぇ……」D氏はどことなく元気がない。「Dさんはどうなんですか...
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剛の者が乗るクルマ

寒いなぁと思っていたら、雪だった。それも大雪だ。都内でも降るときは降るんだな。あたりは一面、真っ白になっていた。ふわふわの牡丹雪が、次から次へと舞い降りてくる。東京に越してきて雪も珍しくないけど、降ればやっぱり感動してしまう。夕方になり、飯...