高尾山に登ろう
2000年 東京都:都下 交通:リフト 山・渓谷 山頂 景勝地「富士山に登るまえに、自分たちの体力を試そう!」
というわけで高尾山ハイキングが計画された。つまり、予行演習である。買ったばかりの登山靴やら杖などの使い勝手を試しておきたいしね。
高尾山口駅
ガタゴトと電車に揺られて到着~。夏の日差しが強い。私たちは装備をあらため、登山道を登りはじめた。山道に入ると、ぐっと気温が下がった。この涼しさはエアコンじゃ得られない。
急勾配に息切れ
琵琶滝を抜けたあたりから、勾配がキツくなった。あとで知ったことだが、私たちは6号路を歩いていたのに、むりやり1号路に接続させたようだ。コース紹介されないような道だから、めためた険しい。
※急勾配が
息があがって、喋っている余裕がなくなった。友人Aに話しかけられても、返事ができない。休んでも回復しないし、腰を下ろすと立ち上がれない。ほんとにもう、ヘトヘト。シャツも汗でびっしょり。絞ったら、ボタボタ汗が流れ落ちた。
この日、私が着ていたシャツは綿100%で、しかも厚手。登山には不適と聞いてはいたが、これほど不適・不快だったとは!
※まだ登るのかよ~
薬王院の階段は果てしなく
蛸杉を抜けて、薬王院に到着。ここの境内が、そのまま山頂への道になっている。えんえんと続く階段がつらかった。
※たこ杉
※駅の構内にある階段と、それほど変わりはないはずなのにぃ~!
気持ちいい山頂
高尾山の山頂には、売店も自動販売機もあった。缶ジュースの値段は下界と同じ120円。呆れるほど文明化された山頂だ。そんな山に呼吸困難になった自分が情けなくなった。
※文明化された山頂
※持参してきた水筒
特別なものがあるわけではない。そのへんの公園と変わらない山頂だが、悪くない。気持ちのいい風が吹いてる。連れてきた彼女も友人Aも、ベンチで昼寝をはじめた。私はタバコを吸いながら、しばし風を楽しんだ。
※山頂からの眺め
※二等三角点で記念撮影
らくらく下山
2時間くらい寝てから下山する。山腹からリフトが出てるので、ズルさせてもらった。いやぁ、らくちんだね。
※帰りはリフトで
ふもとにあった高橋屋という店で軽く食事をとる。格別にうまいわけではないが、旅行気分を満喫できた。
※とろろ飯
富士山に登る自信は得られなかったが、高尾山はいいところだった。
こんな休日も、悪くはない。