雑誌に載るような店

2000年 東京都:都心部 和食
[WGS84] 35.666501, 139.758228 - Google Earthで開く(kml)

「もっとゆとりのある暮らしをしよう」

社会に出てからこの10年。がむしゃらに駆け抜けてきた。結果、自分の会社を興すまでに至ったが、その暮らしぶりはお粗末なままだった。
燃料補給のように食事を摂り、機体をメンテナンスするように睡眠する
そんな暮らしがイヤになったわけではないが、もう少し人間らしい生活をしても、バチはあたるまい。私も2ヶ月後には三十路に入るのだから。

そう思い立って、「生活ゆとり宣言」をしたはいいけれど、どうすればいいのだろう?
よくわからない。
で、とりあえず雑誌に紹介されるような店に来てみた。

雑誌に載るような店に行ってみた

写真は、2,400円のカキアゲ丼。
他の人は知らないが、2,400円といえば大金だ。それなりの覚悟を持って、私は注文した。

2,400円のカキアゲ丼
※2,400円のカキアゲ丼

紹介文にあったように、すごいボリュームだった。
小エビの巣のように、ぎっしり具も詰まっている。それでいて、油っこいわけでもない。だが...あまり感動はない。タレが弱いのである。

2,400円のカキアゲ丼:ボリュームはすごいが、味はいまいち
※ボリュームはすごいが、味はいまいち

期待するほどの感動はなかった

まったく駄目というわけじゃない。
ただ、時間やお金をかけてわりには、感動がうすすぎる。こんなものかという感じ。仕事の合間に食べる吉野家の牛丼の方が、ずっと美味しい気がする
味の差以外にも、なにか見落としているものがありそうだ。

「ゆとりある暮らし」とはなんだろう?

その答えは、まだ見つかりそうにない。

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