稲毛の公団住宅 / ４ＬＤＫの夢

引っ越しを検討している。

私がいま住んでいるところは６畳１間の１Ｋで、家賃は75,000円。
ここに移り住んでもう３年になるか。手狭になってきたので、もう少し広いところに引っ越したい。しかし住宅情報誌をめくってみても、どれも高くて手が出せない。都心に近くて、広くて、安い物件なんてのはファンタジーなんだろうか。

そこで、「都心に近い」という条件を削ってみた。
つまり、家賃が安くなるなら、通勤が２時間くらいになってもよいという判断だ。検索してみると、出るわ出るわ。地方の物件は、めちゃめちゃ安いだなぁ。

興味本位で、そのうちの１つを見学することにした。
千葉県千葉市にある公団住宅の新築マンションだ。

※稲毛海岸の、とある公団住宅

いやはや、広いねぇ。部屋だけじゃなく、玄関や廊下も広い。間取り図だけでは、このゆったり感は読み取れない。

※いっぱい部屋がある

ついにで最上位クラスの部屋も見てみる。
４ＬＤＫ。住宅専有面積は 92.96㎡。それで家賃は135,500円？　数字だけじゃわからないだろうが、実際の部屋を見ると破格の安さに思える。

※素晴らしい

公団住宅は、安さよりも造りがシッカリしているところが売りらしい。地震や経年劣化に強く、暖房効率などもよいそうだ。実際、CATVやモジュラージャックが２つあるのは当然としても、お風呂場やトイレに手すりや人を呼ぶためのボタンを設置するなど、配慮が行き届いている。民間住宅で探すと、同じ広さでも格段に安い物件が目に飛び込んでくるけど、もう単純な数値だけでは比較できないな。

※楽しくて仕方がない

もちろん、今の私に４ＬＤＫなど必要ない。
しかし１つの夢として、いいものを見させてもらったと思う。広い家でゆったり暮らすところを想像すると、なんだか胸が熱くなってくる。

※玄関も広い

だがそれでも……今はまだ早い。
今は多少不自由でも、都心にいるべきなのだ。ここで暮らすのは、仕事の夢を成功させてからだ。おだやかに暮らしている場合じゃない。

「やはり都心に近いところを探そう。」

今日は見学に来てよかった。