荒木屋 / 割子(わりご)そばを食す
2004年 島根県 #山陰ツアー そば 郷土料理百選出雲地方を代表する「食」といえば、なんと言っても出雲そば。
駐車場の近くにも「出雲そば」の看板はいっぱいあったけど、ガイドブックに紹介されていた荒木屋という店に行ってみることにした。出雲大社の近くにあるというが、それなりには歩く。見知らぬ土地で先がわからないから、心理的にはちょっと遠く感じた。
約220年の歴史をもつ老舗らしいが
荒木屋には行列ができていた。じりじりと日差しが強い中で待たされるのはツライね。時間が来たのかネタが尽きたのか、私たちの直後で「本日の営業は終了しました」の案内が出る。数分の遅れて間に合わなかった客たちが帰って行く。なんともはや...。
※荒木屋
これが出雲そば?
私たちは割子そば(780円)と割子三代そば(1060円)を注文した。
どちらも3段重ねで、三代そばには生卵、長いもが入っている。
で、味なんだけど、大したことなかった。
麺にも、つゆにも、際だった特徴がない。三代そばの生卵と長いもも、ぜんぜん美味しさに貢献していない。なんのために入れてるんだろう。かといって、そばだけ食べても風味が弱い。これが出雲名物なのだろうか。
※三段の器に盛られた割子そば
ガイドブックはあてにならない
あとで知ったことだが、ここは観光客向けの店らしい。
老舗なので、ガイドブックには必ず掲載されるが、地元衆はめったに利用しないそうだ。出雲そばは庶民の味なので、これじゃ真価もわからない。評価はお預けにしておこうか。
しかしまぁ、旅の食事ってのは難しいやね。