現在の関ヶ原
2004年 岐阜県 #山陰ツアー 洞窟・地下「関ヶ原はいま、どうなっているのか?」
近畿地方からまっすぐ帰らず、寄り道した理由はこれに尽きる。てなわけで関ヶ原町にやってきたわけだが、どこで戦いが行われたのか、その痕跡を探すのは困難だった。ぶらぶら走っていると、「関ヶ原ウォーランド」と書かれた登りを多数、見かけた。
※のぼりが並んでる
関ヶ原ウォーランド?
関ヶ原ウォーランドは、関ヶ原を題材にしたテーマパークだった。合戦の模様が実物大のコンクリート人形によって再現されているらしい。なんか、あからさまに観光施設だったので、結局入場しなかった。「ウォーランド」という名称からして突き抜けている。
※関ヶ原ウォーランド
合戦のなごりをもとめて
その後、関ヶ原の合戦跡地を再現したような場所に出た。笹尾山「石田三成陣跡」(島左近陣跡、蒲生郷舎陣跡)である。その入口に珍妙なオブジェがあった。緒方良信氏による「無限時空」という作品で、2000年の関ヶ原合戦400年祭の時に建てられたそうだ。この場の空気に合っているようないないような。
※。笹尾山「石田三成陣跡」(島左近陣跡、蒲生郷舎陣跡)
※無限時空
※うーん?
関ヶ原らしいものは見られなかったが、現在の関ヶ原がどうなっているかはよくわかった。そもそも合戦の名残を探そうとしたのが間違いだった。そんなものが残っているはずがないのだ。
400年前の合戦を今に
そういえば、敷地内にあった石碑が笑えた。
※祈 ノーモア 関ヶ原合戦
確かにそうだ。しかしこの町やこの施設は、400年前のたった数時間の合戦によって成り立っているのだ。皮肉といえば皮肉な話だ。