六本木ヒルズ / ちょっと虚ろな感じ
2004年 東京都:都心部 イルミネーション ショッピング 中華:小龍包 建物:新名所 映画館「六本木ヒルズで映画を見ようぜ」と友人Aからお誘いがあった。
ついでに六本木ヒルズを見てまわることにする。
これで3度目の訪問だが、ある程度時間をかけて見てまわったのは初めてだな。すべてを見たとは言えないが、私の中で結論が出た。ここは、私には合わないところのようだ。
※イルミネーションが点灯していた
食事は高くて、おいしくない
たとえば食事。
六本木ヒルズには、珍しい料理を出す店がたくさんある。しかし、ものすごく高い。そして出てくるのが遅い。おおむね店内が狭く感じる。店員のサービスも好ましくない。あわただしい雰囲気。
※いまいちだ
味? 味については語るまい。
もとより観光客向けの店だ。リピーターの獲得など期待していないように感じるね。「珍しい」「シャレている」の代価としては高すぎる。いいお店もあるかもしれないが、探してられない。膨大な時間と金がかかる。だったら地元で探した方が早いんじゃないか?
きらびやかな建物は、なんのため?
そんな気持ちで周囲を見渡すと、六本木ヒルズ全体が虚ろに見える。
「珍しい」「シャレている」以外の価値が見いだせない。
まぁ、だからこそ観光名所なのかもしれない。
※映画館の通路
......なんだか強い違和感を覚える。
もとより自然の名所でも、人が集まるところでもない。そんな場所を、むりやり観光名所にしたのだから、副作用も大きい。東京タワーや新宿都庁ビル、横浜のランドマークタワー、名古屋のJRセントラルタワーズ、札幌のテレビ塔 . . . などと比べても、六本木ヒルズは異彩を放つ。この違和感の正体がなんであるか、今はうまく説明できない。
※トイレもしゃれてる
──10年後、どうなっているかが楽しみだ。
■六本木ヒルズ [Roppongi Hills]
[歴史] 開業:2003年4月25日
[URL] https://www.roppongihills.com/jp/