とろろ汁の丁字屋
2005年 静岡県 郷土料理「とろろ飯を食べましょう」
と妻がいうので、丁字屋という店にやってきた。久能山からはそこそこ離れていて、運転はめんどうだった。やっぱり市街地を走るのは神経を使うよ。
とろろ汁の老舗・丁字屋
丸子は東海道五十三次の宿場として栄えた町で、「とろろ汁」が名物。
丁字屋はその老舗で、1596年(慶長元年)の創業らしい。
※とろろ汁の丁字屋
さっそく、麦ごはん定食(丸子:1,380円)を注文
ふと見ると、テーブルの上に食べ方が書いてあった。
麦めし、茶碗に半分盛ったならば、
めしつぶ泳ぐよに、とろろかけ、
お薬味上からふりかけて、
ザァザァ音たて流しこみゃ、
いいじゃん、いいじゃん、うまいじゃん
粋だねぇ。
食べてみたが、うまかった。「うまい!」と絶叫するようなものではなく、滋味あふれていた。比べると、いわゆる「うまい!」と絶叫する麦とろ飯は、じつはタレやおかずの味だと思うね。麦とろ飯の基準に据えたい味だった。
※丁字屋:麦ごはん定食