東京パン屋ストリート / いつの間にテーマパークが

2005年 千葉県 パン フードテーマパーク
[WGS84] 35.686564, 139.990261 - Google Earthで開く(kml)

「晩飯は、東京パン屋ストリートにしよう!」

と黒侠が言いだしたので、そうすることにした。
そのとき私は、黒侠と2人、357号線を車で走っていた。所用があって千葉に向かっている途中だった。で、腹が減った。なにを喰おうか考えあぐねていると、Yが思い出したわけである。

閉場間際の東京パン屋ストリート

東京パン屋ストリートとは、船橋ららぽーと内に作られた食のテーマパークである。入場は無料。Yの話では、いつも長蛇の列らしい。敷地内は、妖精の住まう森のようなイメージで装飾されていた(実際には、北欧の田舎町がモチーフらしい)。けっこう広い(約1,000m2)。照明が落とされていて、ちょっとした迷路のようだった。

東京パン屋ストリート:外観
※東京パン屋ストリート:外観

東京パン屋ストリート:内部は暗い
※東京パン屋ストリート:内部は暗い

有名パン屋が軒を連ねていたが...

ここには、8つのパン屋が入っている。
どれも、コンクールで優勝経験をもつなどしたパン職人(スーパー・ブーランジェ)がプロデュースしているそうだ。いろいろ珍しいパンもあるのだが、いかんせん閉店間際。売り切れの店が多く、残ったパンを求めて行列ができていた。
私とYは2手に別れて、パンを買った。その後、ららぽーと内のベンチで食べることにした。

「パンの耳」のあげぱん

「パンの耳」という店のあげぱん3種(各200円)がうまかった。
この3つだけで、ほぼ満腹してしまった。

東京パン屋ストリート:パンの耳の店頭
※パンの耳の店頭

東京パン屋ストリート:揚げ立てじゃ
※揚げ立てじゃ

中華風フカヒレカレーぱん

食感は、春雨カレーパン。それと、肉まんの具らしきもの各種。カレー味の方が強いが、中華の雰囲気も残っている。絶妙。

おもち入りあげあんぱん

甘いけど、くどくはない。中に入っている熱々のお餅に、ほんのり塩味があるところがニクイ。

洋食屋さんのカレーぱん

パンの中にサフランライス(ピラフ)が入っている。外側のコーンフレークのサクサク感も楽しい。ちょっと家庭では作れない味。

東京パン屋ストリートは、予想以上に楽しめた。
また来てみたいと思うが、悩みもある。あげぱん3種を食べたら、ほかのパンは食べられない。しかしあげぱんも食べたい。折衷をとると、あと2回や3回では味わい尽くせないことになる。なるほど、これが食のテーマパークの狙い目というわけか。

東京パン屋ストリート:おもち入りあげあんぱん
※おもち入りあげあんぱん

それはともかく、なぜ東京なんだ? ここは千葉だぞ。
東京ディズニーランドもそうだが、千葉を東京と言い張るのはいかがなものだろうか。

■ららぽーとTOKYO-BAY
[住所] 千葉県船橋市浜町2丁目
[規模] 店舗面積:12.0ha
[歴史] 開業:1981年4月2日
[URL] https://www.lalaport.net/pc/top