階段で登ろう、東京タワー
2005年 東京都:都心部 建物:タワー 建物:東京タワー東京タワーに登ってきたよ。階段で♪
東京タワーを訪れたのはこれで2回目。前回は92年の冬だったから、13年ぶりになる。レインボーブリッジを歩きながら、ふと東京タワーを登りたくなった。調べてみたら、GW中にちょうど登れることがわかったので、さっそく行くことにした。
※大江戸線赤羽駅を出て、すぐ見えてくる東京タワー
考えることはみな同じか
今日は天気がよかった。風も強くない。絶好の東京タワー日和だぜ!
...と考えるのはみな同じらくしく、東京タワーの足下には大勢の人が詰めかけていた。まるで飴にたかる蟻のようだ。人混みが苦手な私は少なからずウンザリしたが、やむなし。行列に並ぶことにした。
ところが、行列ができているのはエレベータ側で、階段で登る方は人が少ないと判明。比較的スムースに階段口まで到達した。
※東京タワーだよん♪
※大展望台行き階段
約600段の階段
一歩ずつ登りはじめる。東京タワーには2つの展望台がある。大展望台(150m)と特別展望台(250m)だ。階段で登れるのは大展望台までで、約600段ある。かなり大変そうに思えるが、そうでもない。景色と風を楽しみながら、15分後には大展望台に到着していた。
※ペンキの赤で目がくらみそう
大展望台は、すごい人だかりだった
エレベータが開くたびに人が吐き出される。フロアは密閉されているから、湿度が高い。階段の爽やかさは、いっぺんに吹き飛んでしまった。
しかし見晴らしはよかった。天気がいいので、遠くまで見えた。大展望台1階には、床をガラス張りにして真下をのぞき込める「LOOK DOWN」という場所がある。ここからの眺めがまたよかった。
※大展望台はすごい人混み
※ぐるぐる歩く
※1992年に比べ、だいぶ景色が変わったなぁ
※LOOK DOWNからの眺め
※子どもは大喜び
※増上寺とザ・プリンスの俯瞰
人や車が小さく見える。こういう高いところに来ると、口をついて出るセリフは決まっている。
「見ろ、人がゴミのようだ!」 ──『天空の城ラピュタ』ムスカ大佐より
特別展望台はパス
さて、東京タワーに来たなら、特別展望台(250m)まで登りたくなるのが人情だ。特別展望台へのチケットは、この大展望台で売っているのだが...すごい行列だった。大展望台にいる人のうち7割が行列、残りが景色を見ているような感じだ。尋常ではない。
私たちは以前に特別展望台に登っているので、どんなところかは知っている。あそこは狭いのだ。こんな人数が収容できるはずもない。
(...すごいことになっているだろうなぁ...)
私たちは肩をすくめて、ふたたび階段で下りることにした。
※東京タワーの影
東京タワーを階段で登った。
自慢できる偉業ではないが、いい思い出になった。13年前のことも、いろいろ思い出してしまった。
※登りより、下りの方がツライ
※下界が近づいてくる
※舞い降りた
1992年→2005年
1992年冬に訪れた際のチケットやパンフレットが出てきたので、スキャンしてみた。1992年版のパノラマ写真には、六本木ヒルズ(2003年開業)や愛宕グリーンヒルズ(2001年竣工)、泉ガーデンタワー(2002年竣工)、レインボーブリッジ(1993年竣工)が映っていない。また交通案内には大江戸線(2000年開通)の記載がない。この13年で大きな変化があったことがわかる。1992年当時を、こんな遠くに感じることになるとは思わなかった。
はてさて、次に来るのは何年後だろうね。