六義園で親しむ和の心
2005年 東京都:池袋副都心 公園 日本庭園「六義園のサツキが見ごろだってさ」
と、妻が報告してきた。ついに来たか。05月21日、私たちは『護国寺・巣鴨ウォーキング』の途中で六義園に立ち寄った。しかし人が多すぎたことと、肝心のサツキが咲いてなかったことから、パスしたのである。
この日からずっと、私たちは六義園のサツキ情報をチェックしてきた。いつ見ても「あともう少しです」と記載されていたが、土曜日から「見ごろです」に変わっていた。だが、すでに扱いが小さい。
すぐ行かねばならなかった。
あいにく盛りは過ぎていた
結論からいうと、サツキの盛りはもう過ぎていた。
花はしおれて、元気がなかった。というか、"六義園のサツキ"に期待しすぎていた。今日が盛りであっても、あんまり関係なかったと思う。サツキはサツキ、どこで見ても同じだった。まぁ、サツキのことはもういいとしよう。
※サツキは盛りを過ぎていたが、まぁ、よかろう
六義園とは
六義園は小石川後楽園と並び称される江戸の二大庭園。広いし、起伏もあるし、風情もある。決して悪くはないのだが、小石川後楽園に比べると物足りない。小石川後楽園は、自然がぎゅっと詰まった感じだった。奥深い山谷に来たような、静かな緊張感があった。対して六義園は、ずっと穏和で開放的だった。周囲を見渡せるスポットも多い。
それが悪いわけではないが、今日はちょっと物足りなかった。
※亀を見ている親子
あずまや
よかった点もある。
たとえば、座れる場所は六義園の方が多かった。中でも、つつじ茶屋と滝見の茶屋は、しっとりした佇まいのあずまやで、印象的だった。今日は人も少なく、静けさを満喫することもできた。
※池を中心とした庭園
藤代峠
それと、藤代峠からの眺めもよかった。見晴らしがいい分、35mという高さを実感できた。風が気持ちよかった。
※藤代峠からの眺め
枝垂れ桜(シダレザクラ)
最後に、入り口付近にあった枝垂れ桜(シダレザクラ)が素晴らしかった。
大きくて、威風堂々としていた。今はもう緑の葉に覆われているが、春先には見事な花を咲かせるそうだ。
※この枝垂れ桜が満開のところを見たい
小石川後楽園とセットでなければ、もっと好印象だったと思う。
ほんと、決して悪いところじゃないんだけどね。
でもまぁ、こういう公園はいいね。
日本人に生まれてよかったと思うよ。
六義園:小高い築山と広い池をもつ明るい庭園
[住所] 東京都文京区本駒込六丁目
[規模] 面積:8.8ha
#追記