国営昭和記念公園 / 都内最大のコスモス畑
2005年 東京都:都下 チョコレート 公園 花昭和記念公園のコスモス畑は都内最大の規模らしい。
そのコスモスが見頃を迎えたらしいので、見に行くことにした。本当は再来週のウォーキングで立ち寄るつもりだったが、その前に台風で散ってしまうかもしれない。それに16日は秋の都市緑化月間にあわせて入園料(400円)が無料になるので、このチャンスを活かすことにした。
国営昭和記念公園とは
昭和記念公園は、JR青梅線・西立川駅のすぐ前にあった。
これなら「昭和記念公園駅」と名乗ってほしいくらいだ。たくさんの人がゲートに吸い込まれていく。混雑しているかな、と思ったが、そうでもない。
人は多いが、それ以上に公園が広いのだ。
ちょっと調べてみた。
昭和記念公園は、昭和天皇在位50年を記念して 1983年に開設された国営公園。
立川飛行場(立川基地)跡地の一部を利用している。リクリエーション施設であると同時に、大規模な災害時の避難場所としても機能するよう設計されている。
現在も造成中であり、全面開園に向けて建設工事が続けられている。
こんなに広いのに、全面開園してないのか......。
※広~い国営昭和記念公園
うるさい防災航空祭
園内では、ひっきりなしにヘリの爆音が聞こえていた。
大型ヘリが低空を旋回している。どうやら隣接している陸上自衛隊の立川駐屯地で、防災航空祭が開催されていたようだ。うるさいなぁ、もう。
※防災航空祭のヘリが飛び回っていた
いろいろ充実している
コスモス畑は昭和記念公園のごく一部に過ぎず、園内には原っぱや森、池を中心に、サイクリングコースや日本庭園、プールなどが整備されている。どれもなかなか楽しそうだ。これで入場料400円なら納得できる。近くに住んでいたら、年間パスポートを買ってもいいくらいだ。
※苔むした日本庭園
※緑の深い小径
※サイクリングもおもしろそう
見事に手入れされたコスモス畑
いよいよコスモス畑にやってきた。
思っていた以上に広くて、きちんと手入れされている。これは見事だな。秋晴れの青空の下ならもっと映えただろう。
※コスモス畑
「コスモス」と聞いて思い浮かべるものといえば、おおむね3つ。
- カール・セーガンの作品 (Cosmos)
- 山口百恵の歌
- どこぞの山道で咲いている花
コスモスなんて珍しくもない花なので、こうして近くから見たことはなかったが、意外と大きいんだな。もっと細くて、可憐なイメージがあったけど、よく見てなかったようだ。
※けっこう大きな花だ
ダイナミックに揺れ動く
その後、撮影しながら気がついた。
コスモスは茎が長いので、よく風になびくのだ。芝桜のように密集しているわけでも曼珠沙華に木陰に咲いているわけでもない。ひらけた場所で、ダイレクトに日差しを受けて、秋風に翻弄される。今日が秋晴れだったら、もっと鮮烈な印象を受けていたと思う。
(なるほど、この姿こそコスモスのイメージかもしれない...)
シャッターを切りながら、ぼんやりそう思った。
※大きく風になびくコスモス
※ざわめくコスモスの海
コスモス(秋桜)について
コスモス(Cosmos)は、キク科コスモス属の一年草。「秋桜」、「オオハルシャギク」とも言う。秋にピンク、白、赤などの花を咲かせるが、黄色やオレンジなどの改良種もある。
日当たりと水はけが良ければ、やせた土地でもよく咲く。
花言葉は「乙女の純潔・乙女の心情・真心」。ただし、色や品種によってバリエーションがある。
※いろいろなコスモス
珍種・チョコレートコスモス
昭和記念公園には、チョコレートコスモスもあるらしい。
黒紫色(チョコレートっぽい色)の花をつけ、チョコレートの匂いがするらしい。しかしどこに咲いているのかわからず、公園内を探しまわってしまった。
閉園直前に、中央売店わきに咲いているのを発見!
それは畑ではなく、大きな壷の中にひっそり咲いているだけだった。ほかに比べて、扱いが小さすぎるよ。
匂いを嗅いでみたが、「うーん、チョコかも?」という程度。見た目もコスモスのイメージからは遠いので、近所に咲いていても気づかないだろうな。
※珍種・チョコレートコスモス
日が暮れて、私たちは昭和記念公園をあとにした。
だいぶ歩いたけど、まだ見てないエリアも多い。とりわけサイクリングは、いつか試してみたい。
またいつか来ることにしよう。
(追記)
2006/11/29 - 国営武蔵丘陵森林公園でサイクリングを試した。
■国営昭和記念公園
[住所] 東京都立川市緑町3173
[規模] 面積:115ha (昭島市分と合わせて180ha)