都電荒川線に乗って

早稲田から大塚の移動には、都電荒川線を利用した。

大塚に住んでいた頃は毎日見ていた電車だが、利用したことはなかった。
こうして早稲田駅から乗る日が来るとは思わなかったよ。

都電荒川線（とでんあらかわせん）

三ノ輪橋駅から早稲田駅までを運行する路面電車。
この区間は代替バスの運転が難しいため、例外的に路面電車が残された。ほぼ並行する明治通りは恒常的に渋滞がひどく、バスでは定時運行が困難だからだ。
https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/toden_index.html

大混雑の早稲田駅

駅から行列がはみ出している。みんな花見客だ。
たぶん１年でもっとも混雑する日なんだろうな。

※都電荒川線：早稲田駅

並んでいると電車が入ってきた。バスよりちょっと小さい。
ここは始発なので、線路が行き止まりになっている。乗客が降りると、運転手は荷物をまとめ、客席を通って反対側の運手席に座った。一服するヒマもない。運転手も忙しいね。
見ると、すでに次の電車が駅に入ってきている。
本数を増やしているが、乗客の昇降に時間をとられ、ダイヤが乱れているようだ。ふだん混雑しない路線ゆえに、手際が洗練されていないのかもしれない。

※電車が入ってきた

小さな車両、狭い運転席

あまりの混雑ぶりに１本見送って、次の電車に乗る。
料金は160円。この距離ならバスより安い。
電車の最後部に行くと、運転席をのぞき込めた。
かなり狭いね。こりゃバスより過酷だよ。運転手の座席もかなり小さく、長時間座るのは厳しそうだ。

※運転席の様子：下にある緑色の丸いものは運転手の椅子

誰も乗れません

電車が走り出した。けっこう速いぞ。
途中、いくつもの駅に停車したが、満員で客が乗車できない様子だった。みんな大塚駅前に向かっているから、だれも下車しない。ゆえにずっと満員のまま。次から次へと電車がやってきても満員で乗れないなんて、可哀想すぎる。

※電車でGo !

やがて電車は大塚駅前に到着する。
うーん、懐かしい。
1996年まで、私は大塚に住んでいたのだ。

このあと私たちは鐘庵で桜エビを食い、南大塚桜まつりを鑑賞した。