光が丘公園 / カントウタンポポが咲いてます

2006年 東京都:西部 光が丘公園 公園
[WGS84] 35.768078, 139.632282 - Google Earthで開く(kml)

光が丘公園でカントウタンポポを見てきた。

タンポポには在来種と外来種がある。
外来種は明治時代に入ってきた種で、とても生命力が強い。いま日本で見られるタンポポはおおむね外来種である。
一方、日本に古来から咲いていた在来種はだいぶ数が減った。だが、外来種が在来種を駆逐したわけではない

カントウタンポポ

在来種は、外来種ほど生命力が強くない。
地面が踏み固められておらず、モグラやミミズが住み、チョウやトンボが飛んでくるようなところでないと生育しないのだ。
たとえば田のあぜ、草原、林のふち、畑の土手など......。
つまり昔ながらの日本の里(さと)が減ったことが、在来種減少の原因であるそうな。

光が丘公園には、そんな在来種(カントウタンポポ)の群生地がある。
都心部では唯一の群生地らしい。
見つけたのは3年くらい前だが、花が咲いているのを見たのは今日がはじめて。在来種は短い期間しか咲かないのだ

カントウタンポポ

花の付け根(総苞片)が反り返っているのが外来種、反り返っていないのが在来種である。
ちがいがわかるだろうか?

カントウタンポポ

今日は天気がよかった。
窓を全開にして、部屋の空気を入れ換えた。
明日も晴れるといいな。

■光が丘公園:豊かな自然とスポーツの公園
[住所] 東京都練馬区光が丘
[規模] 面積:60.8ha