江戸東京博物館 / 見た目はゴージャス
2006年 東京都:東部 博物館今日は亀戸天神社で藤棚を見て、オリナスをそぞろ歩いたあと、江戸東京博物館を見てきた。
※近くで見ると、かなり大きい
コンセプトを疑う
「ナポレオンとヴェルサイユ展」という特別展が開催されていたが、もちろん見なかった。江戸の博物館に来てなんでナポレオンを見なけりゃならんのか? 国立科学博物館における「ナスカ展」より意味が見いだせない。
しかも特別展の入場料は1,300円。常設展が600円だから2倍以上もするよ。こりゃ驚きだ。
博物館における特別展って、どういう意味があるんだろう?
わざわざ外国から高価な展示品を借りてくるくらいなら、自分のところの収蔵品をテーマごとに展示すればいいのに。
これじゃ、寿司屋が店前でピザを売るようなもんだ。博物館は単なる展示場じゃないんだから、コンセプトを大切にしてほしいよ。
博物館というよりテーマパークか
展示品はレプリカや模型が多い。動いたり、光ったりするのでおもしろいけど、学術的な感動は少ない。うーん、いまいち。
※落語も見せ物のひとつ
※歴史の1シーンを模型で再現
※しかし説明を読むと、模型の設定にも無理がある
なぜ高床式なのか?
江戸東京博物館は、ユニークな高床式の構造になっている。調べてみたが、この構造に意味はないようだ。使いにくく、維持費用がかかり、激しいビル風を発生させ、東京下町の景観を損ねるとの批判もある。
つまり典型的なバブル期の建築物というわけだ。
※博物館を5階と6階に作る意味はなかった
なにやら東京がきらいになってしまいそうな博物館だった。
しかしこれもまた1つの歴史なのかもしれない。