多摩動物公園 - ぞわぞわするぞ、昆虫園

2006年 東京都:都下 動物園
[WGS84] 35.650784, 139.402706 - Google Earthで開く(kml)

「まずは昆虫園に行きましょう」

と妻がうながすので、ついていった。しかし内心では、
(なぜ動物園で昆虫を見なけりゃならんのだ?)
と思っていた。
さらに告白すると、私は昆虫が大の苦手だ
正確には節足動物すべて駄目だ。チョウやカブトムシも気持ち悪い。
しかし恐怖症ではないので取り乱すことはないけどね。

なぜ動物園に昆虫園が?

もともとは動物のエサを飼育する非公開施設だったらしい。
昔は、付近の田んぼから虫を集めていたけど、都市開発でそれが難しくなって飼育していたら、昆虫が珍しい(展示に値する)ものになってしまったわけだ。
こうして昆虫園(insectarium)がオープンした。

巨大バッタのお出迎え
※巨大バッタのお出迎え

昆虫生態園:通年で蝶が舞う大温室

まずは、昆虫生態園をのぞいてみた。
ここは自然環境を再現して、昆虫の飼育を行っているらしい。

蝶のサナギ、アクセサリーではない
※蝶のサナギ、アクセサリーではない

中央の大温室では、たくさんの蝶が放し飼いにされていた
写真ではわからないけど、小さな蝶がそこかしこで羽ばたいている。こんなにたくさんの蝶が舞っているのを見るのは生まれて初めてだ。
なかなか感動的だが、肌が粟立ってきた

大温室:ひらひらと蝶が舞っている
※大温室:ひらひらと蝶が舞っている

とにかく多い
※とにかく多い

蝶にとっては天国なのだろう
※蝶にとっては天国なのだろう

人間を恐れない
※人間を恐れない

しかし美しいものばかりじゃない。
大温室のトンネル内や右ウイングには、書き起こすのもおぞましい連中がいましたよ
いまの季節は温度も湿度も高いので、やつらが漏れてきそうで怖かった。施設内にいるときは、自分の服の襟が首にあたっただけでも飛び上がっていたよ。

昆虫園本館:昆虫の生体や標本などを展示

本館の方は学術的な性格が濃いね。
それだけ整然と整理されていて、清潔感がある。
おぞましいものもたくさんあったけど、生態園より安心できる。

ハキリアリの巣
※ハキリアリの巣

私は昆虫が苦手なので、もう2度と行きたくない。
それでも、たくさんの蝶が舞う大温室は圧巻だった。ガラス越しとかで、やつらが近づいてこれない状況だったら、もっとよかったんだけどね。

ともあれ、珍しいものを見させていただきました。