多摩動物公園 / 人間が檻に入るライオンバス

2006年 東京都:都下 動物園
[WGS84] 35.653225, 139.402942 - Google Earthで開く(kml)

アフリカ園を歩いていると、盆地のようなところに出た。
のぞき込むと、たくさんのライオンが放し飼いにされている。周辺の壁はけっこう高いので、ライオンが駆け上ってくることはなさそうだ。
そんな中をシマウマのようなバスが走っていた
バスの窓は大きく、お客たちがライオンに驚く姿が遠くからでも見える。

あれが、うわさに聞く「ライオンバス」というやつか。

人間の方が檻(バス)に入っている
※人間の方が檻(バス)に入っている

ライオンバス

「ライオンバス」は、サファリパークの先駆けになったもの。
スタートは1964年というから、42年の歴史があるわけだ
別途にチケット(350円)を買う必要があるけど、これを見ずには帰れないよね。

園内のライオンたちは、みんな一様にだらけきっていた。
バスが接近しても、ちらっと一瞥するだけで、反応らしい反応もない。
今日は暑いからなのか、いっつもこんな調子なのだろうか?

だらけきったライオンたち
※だらけきったライオンたち

立派なライオンの姿を見よ

そんな中、もっともライオンらしい個体は、バスが近づくとさっと台座に飛び乗って、その勇姿を私たちの前にさらしてくれた。
しかしよく見ると、バスの窓枠に肉片がついており、それを食べるために近寄ってきたようだ。運転手からもご褒美肉をもらっている。

さっと台座に乗るライオン
※さっと台座に乗るライオン

その目的は窓枠についた肉片だった
※その目的は窓枠についた肉片だった

朝10時から夕方4時まで、15分ごとに20本のバスがやってくる。
そのたびに、こうして肉片を食べているのだろうか?
だとしたら、これはもう仕事に近い
私はなんとなく、このライオンが立派に見えてしまったよ。

騒ぐ子どもにライオンを見せる母親
※騒ぐ子どもにライオンを見せる母親

お疲れさま~親
※お疲れさま~

とまぁ、「ライオンバス」はこんな感じだった。
あっという間に終わってしまうし、これが本当にライオンの自然な姿なのか悩んでしまうけど、まぁ、これはこれでおもしろかった。
こういうのを経験すると、サファリパークも見てみたくなるね。

おまけ:おっぴろげ~♪
※おまけ:おっぴろげ~♪