多摩動物公園 / 人間が檻に入るライオンバス
2006年 東京都:都下 動物園アフリカ園を歩いていると、盆地のようなところに出た。
のぞき込むと、たくさんのライオンが放し飼いにされている。周辺の壁はけっこう高いので、ライオンが駆け上ってくることはなさそうだ。
そんな中をシマウマのようなバスが走っていた。
バスの窓は大きく、お客たちがライオンに驚く姿が遠くからでも見える。
あれが、うわさに聞く「ライオンバス」というやつか。
※人間の方が檻(バス)に入っている
ライオンバス
「ライオンバス」は、サファリパークの先駆けになったもの。
スタートは1964年というから、42年の歴史があるわけだ。
別途にチケット(350円)を買う必要があるけど、これを見ずには帰れないよね。
園内のライオンたちは、みんな一様にだらけきっていた。
バスが接近しても、ちらっと一瞥するだけで、反応らしい反応もない。
今日は暑いからなのか、いっつもこんな調子なのだろうか?
※だらけきったライオンたち
立派なライオンの姿を見よ
そんな中、もっともライオンらしい個体は、バスが近づくとさっと台座に飛び乗って、その勇姿を私たちの前にさらしてくれた。
しかしよく見ると、バスの窓枠に肉片がついており、それを食べるために近寄ってきたようだ。運転手からもご褒美肉をもらっている。
※さっと台座に乗るライオン
※その目的は窓枠についた肉片だった
朝10時から夕方4時まで、15分ごとに20本のバスがやってくる。
そのたびに、こうして肉片を食べているのだろうか?
だとしたら、これはもう仕事に近い。
私はなんとなく、このライオンが立派に見えてしまったよ。
※騒ぐ子どもにライオンを見せる母親
※お疲れさま~
とまぁ、「ライオンバス」はこんな感じだった。
あっという間に終わってしまうし、これが本当にライオンの自然な姿なのか悩んでしまうけど、まぁ、これはこれでおもしろかった。
こういうのを経験すると、サファリパークも見てみたくなるね。
※おまけ:おっぴろげ~♪