吉野家 / 鰻めしの主役はめしにあり

2006年 埼玉県 和食 穴子・うなぎ 豚丼
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吉野家が鰻めしをはじめたらしい。

本社サイトにそれらしいアナウンスがないので、全国展開なのか、一部店舗での実験展開なのか、よくわからない。
近くの吉野家(和光笹目通り店)で取り扱っていることがわかったので、試してみることにした。

なぜ鰻が?

米国産牛肉の輸入が再開されれば、9月にも牛丼を復活できる。しかし輸入できる量が禁輸前の半分以下になってしまうので、強力な代替メニューがほしい。そこで肉を原料としない鰻がピックアップされたというわけだ。
580円という価格設定にも、同社の意気込みが感じられる。

鰻丼ではない

ちなみに「鰻丼」じゃなくて、「鰻めし」ね。
「どうせ中身は一緒だろ」と思うだろうが、さにあらず。
その名のとおり、鰻よりご飯に重きがおいてあるのだ

これが鰻めしだ!
※これが鰻めしだ!

ご飯の上に乗ったブロック状のものは、鰻であるらしい。
食べてみると鰻の味はするけど、これだけなら駄目料理だ。ポイントはご飯にある。

鰻のタレで作られた炊き込みご飯なのだ。

だから鰻がなくても、タレがなくても喰える。
鰻(=タレ)の味が均一にするから、たっぷり食べられる。
これは新しい料理かもしれない。
美味とは言えないが、アイデアは喰えるよ!

新味豚丼

豚丼も、2005年10月にリニューアルされていた。
いわく「牛丼で目指してきた何度食べても飽きないうまさを、豚丼でも実現するべく研究を続けてきた結果、たれの味に熟成を重ねて作り上げた自信作」であるそうな。
このとき10円値上げされて、並盛りが330円になっていた。

新味豚丼
※新味豚丼

なんとなく牛丼を思い出す味わいになっていた
初期型に比べると、だいぶ変わったなぁ。私は気に入ったけど、「前の方が好きだった」という人も多いだろう。

BSE問題による輸入禁止から31ヶ月。

吉野家もがんばっているね。