靖国神社 / 夕暮れの静かな参拝

2006年 東京都:都心部 建物:社寺・史跡 戦跡・軍事施設
[WGS84] 35.694162, 139.743486 - Google Earthで開く(kml)

靖国神社を参拝してきた。

といっても、ぶらりと立ち寄っただけ。
友人Aが「見てみたい」というので、散歩がてらに行ってみることにした。
靖国神社を訪れるのは2度目。前回は1993年だったから、13年ぶりになるかな。あのときは、これほど有名な神社になるとは思っていなかった。

靖国神社に日が沈む
※靖国神社に日が沈む

日本でもっとも有名な神社?

もうすぐ終戦記念日なので、メディアは靖国神社を大きく取り上げるようになってきた。単なる首相批判や中韓批判にとどまらず、近代史や周辺諸国について学び、考える、よい機会だと思う。

靖国神社(靖國神社、やすくにじんじゃ)
  • 明治2年(1869年)に創建された神社。
  • 明治維新から第二次大戦に至る戦没者(246万人)を祀っている
  • 遺骨などはなく、戦没者の名前を記した名簿があるだけ。
  • 戦前は陸軍省および海軍省によって共同管理されていた。
  • 現在は単一宗教法人。

ちなみに私は小泉首相の参拝に賛成。
とはいえ「日本の首相は必ず参拝すべき」とは考えないし、「靖国神社は軍事施設ではない」と主張する気もない。

バスが多かった
※バスが多かった

菊のご紋
※菊のご紋

実際の靖国神社

広い敷地をもった神社だ。樹木も多く、きちんと手入れされている。春は桜の名所になるらしい。戦艦大和か武蔵に使われた巨大な砲弾が置いてあったと思うのだが、見あたらなかった。記憶違いか、どっかに移転したのだろうか。

カノン砲はあった
※カノン砲はあった

ここに眠るのは「戦争で戦って死んだ人たち」であり、「戦争に参加したが病死した人」や「戦争で殺された民間人」は含まれない。そういう意味では、靖国神社は決して平和祈願の施設ではない。しかし私は「戦争で戦って死んだ人たち」を馬鹿だとか、鬼だとは思わない。またそうした人たちに哀悼の意を表することが、軍国主義への傾倒だとも思わない。
なんとも表現しにくい気持ちで、私は手を合わせた

本殿でお参りする
※本殿でお参りする

到着したのは夕刻だったので、遊就館は閉館していた。
軍国主義が強いとされる遊就館を、私はまだ見たことがない。
その後、千鳥ヶ淵戦没者墓苑(無名戦士の墓)にも足を伸ばしてみたが、こちらも閉館していた。

どちらも1度は見ておきたい施設なので、また来てみようと思う。

■靖国神社
[住所] 東京都千代田区九段北
[歴史] 創建:1869年(明治2年) 東京招魂社

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