あれが軍艦島だ
2006年 石川県 #北陸ドライブ 島 景勝地 海辺恋路海岸から少し離れたところにあるのが見附島こと軍艦島だ。
私にとって「軍艦島」と言えば長崎にある端島(はしま)を指すんだけど、奥能登にも同じ名前の島があったのね。
こちらは島というより岩だな。
といっても、かなり大きい。高さ30m、外周は450mにおよぶ。当たり前だが人は住んでない。浜辺から200mほどの距離にあって、引き潮のときは踏石をつたって島のすぐ近くまで行ける。
※なるほど軍艦みたいだ
渡れません
たぶん、写真とガイドブックを見て多くの人が、あの島に渡れると勘違いしただろう。実際には近寄れるだけで、渡ることはできない。踏石は途切れているし、渡ろうにも足場がないからだ。
※島には渡れない
ぐらつく踏石を渡ってきてから気づいたので、けっこうショックだった。
同じようにショックを受けた人が多いらしく、「あ! 渡れないよ」と叫ぶ声が聞こえる。ショックが大きいせいか、帰り道で足を踏み外して、ずぶ濡れになった人を見かけた。うー、あわれ。
私はまぁ、なんとか無事に戻ってくることができた。
※踏石を歩くのはけっこう難しい
崩れゆく軍艦島
物の本によれば、かつての見附島(軍艦島)はもっと大きかったらしい。それが能登沖地震(1993年:震度5.5M)や台風などに見舞われて、岩石や樹木が崩れ落ち、この数十年で半分くらいに小さくなってしまった。戦前の写真などを見てみると、なるほど昔は大きかったことがわかる。
※見附島(軍艦島)よ、その姿をいつまでも
風食は現在も進んでいるので、いつか大きく崩れてしまうかもしれない。そうなる前に見られてよかったと、言わずに済むことを祈りたい。