ねぶた温泉 海游 能登の庄
2006年 石川県 #北陸ドライブ 和食 宿:ホテル・ほか 寿司 温泉・銭湯輪島に到着したころ、日が暮れた。
時刻は7時ちょい前。あわててガイドブックをめくって宿屋に電話するが、どこも満室で入れない。もう食事をしたり、寝床を用意する時間だから、宿屋としてもあんまり客を入れたくないのだろう。
そんな中、「海游 能登の庄」という旅館が泊めてくれることになった。
ほっと一安心。
立派な旅館だった
ずっと走ってきた国道249号線沿いに、その旅館は建っていた。
雨に降られて駆け込むと、お香のにおいと冷たいお茶が出迎えてくれた。館内の様子といい、従業員の対応といい、かなり高級な旅館だった。
※館内はすべて畳敷きなので、スリッパはいらない
温泉は強アルカリ
ここのお湯はヌルヌルしていた。
分析表によるとPH10.2または9.8の強アルカリ単純泉だって。これまで経験したことがない湯触りだ。でも、気持ちいい。心なしか、湯冷めもしにくいようだ。
※露天風呂(翌朝)
豪勢な夕食
夕食は個室が割り当てられ、仲居さんが魚などを囲炉裏で焼いてくれるという豪勢なものだった。いたずらに豪勢なわけじゃなく、輪島の食材を使っているところは嬉しかった。が、焼いている途中に仲居さんが席を立ってしまうので、何点かは焦げてしまった。こんなことなら、自分で焼かせてほしかった。
※例によって、品目が多い
献立表をもらったので、書き写しておく。
夕食の献立
- 先附け
- 無花果ふろふき(蓮芋、紅景麩、胡麻味噌)
- 前菜
- 穴子一口寿司
- のど黒一夜干し
- ゆべし胡麻和え(アスパラ、くこの実)
- 枝豆、ぬかふぐ霙和え
- 五郎島金時芋れもん煮
- しただめ塩ゆで
- 進肴
- さざえ、椎茸、車海老、干しかれい
- べん漬け大根、グリーンアスパラ、するめ島賊いしる漬け串焼き
- 小吸物
- 海そうめんねぶた清水仕立て(鱸、湯葉、木の芽)
- 御造里
- 四種盛り(あしらい一式)
- 椀物
- 姫鯛真丈と甘鯛
- 雲丹博多蒸し(絹さや、粟麩)
- 凌ぎ
- 冷手打うどん
- 酢の物
- ごまふぐ焼き霜造里(りんご、ラディシュ、梅酢)
- 食事
- あわび御飯
- 汁
- 大根、人参、茄子いしる仕立て
- 果物
- 杏仁豆腐
理解して食べたい
豪勢なわりに満足は今ひとつだった。
上品すぎることもあるが、それ以上に素性を把握できてないことが問題だな。素材の名前や料理法は仲居さんが説明はしてくれるんだけど、ふだん口にしないものばかりだから理解が追いつかない。結果、よくわからないまま食べてしまう。
やっぱり、それがなにかを理解して食べる方が美味しくなるよね?
ま、いちいちレクチャーなんてしてられないだろうけどサ。
◎
夕食後、私たちは落ちるように眠った。
1日中ドライブした上に、昨夜は車中泊だったから、疲労困憊していた。
おやすみなさい...。