ル・スフレ / 本格スフレを楽しむ
2006年 東京都:都心部 スイーツ 世界の味 国:フランス 洋菓子フランス共和国
広尾に「ル・スフレ」というスフレ専門店がある。
「ここのスフレを食べたい」と悪食嫁がうるさいので、行ってみることにした。たまさか黒侠さんも休みだったので3人で行ってきた。
広尾駅から数分の距離に、その店はあった。なかなかオシャレな店で、男の私や黒侠さんには入りにくい雰囲気だ。いわゆる「乙女が集う店」だな。
注文してから焼きはじめるスフレ
スフレは、フランスのお菓子。くだものやチーズなどを裏漉(うらご)して卵白とあわせ、ふんわり焼き上げたもの。コンビニやデパートなどで売られているスフレは冷たいが、本来は熱いうちに食べるお菓子らしい。
※まずソースが先に出てきたぞ!
「ル・スフレ」では注文してから焼きはじめるので、出てくるのに15~20分かかる。食後のデザートじゃないので、ただ席で待っているのは奇妙だった。遊園地のアトラクションの順番を待つような気分だった。
※よし、撮影だッ!
すぐ食べろ!
そしてついにスフレが登場した。カップからにょっきりスポンジが飛び出している。メレンゲパワーだ。カメラを構えているあいだにも、しゅわしゅわ しぼんでいく。わわわ。こりゃ、撮ってる場合じゃない。すぐ食べなきゃ。
スプーンで穴を開けて、ソースを垂らし、周囲を崩しながら食べてみる。ふかふかのプリンみたいだ。
※スフレとは「ふくらんだ」という意味らしい
※早く食べるんだ!(上の写真よりちょっとしぼんでる)
- Souffle Saxon a la Vanille
- より一層アングレーズ味の強いヴァニラのスフレ
- ヒラの注文。なにがアングレース味かはわからんが、とにかくヴァニラ味だ。もっともスタンダードな味なんだろうけど、けっこう濃厚だ。たとえるなら、カスタードソースをかけたプリン。
- Souffle au Cassis
- カシスのスフレ
- ひららの注文。カシスの酸味は想像以上に合っていた。というか、これこそスフレなんだろうな。
- Souffle d'Epice au Miel
- アニスを中心に数種のスパイスが入った香り豊かなスフレ
- ネタに走った黒侠さんの注文。甘くてスパイシー。チャイに似てるかも。スフレのほんわかした風味が吹き飛んでいるぜ。
一気に食べて、一息つく。
ふぅー。これがスフレか......。
たしかに、冷たいスフレとは別物だ。熱々を食べるのは、美味しいだけでなく、興奮があるね。すぐしぼんでしまうところもロマンがあるな。
キッシュも食べた
キッシュとは、溶き卵に生クリームを混ぜたものをパイ生地に流し込んで焼いた料理。チーズやハム、野菜などを入れる。まぁ、スフレの親戚といえなくもない。ランチメニューで、パルメザンチーズとほうれん草のキッシュを注文してみた。
いつもデパ地下で買っている(冷たい)キッシュとはぜんぜん違う。スフレほどではないが、ふんわりした食感だ。これはいいや。
※温かいと味がちがうぞ
お値段は、私と黒侠さんが注文したスペシャルスフレが1,680円。ひららのスフレは単品だと1,050円。ランチセットで2,310円。美味しいのはいいけど、高いのぉ。
ともあれ、スフレとキッシュがどういうものかがわかった。
いい経験でした。