弥三郎岳 / 山頂はまさに大パノラマ -
2006年 山梨県 ダム 山・渓谷 山頂 景勝地仙娥滝を越えてしばらく歩くと、昇仙峡ロープウェイが出てくる。
このロープウェイで弥三郎岳(羅漢寺山)の山頂付近まで登れる。
料金は往復で1,000円かかるけど、けっこう見晴らしがいいそうなので、行ってみることにした。
※一気に山頂へ♪
ロープウェイの山頂側の駅は「パノラマ台」。
片側が崖になっているので、甲府盆地から武川村方面までのパノラマを見渡せる。時間に追われた観光客はここで帰ってしまうらしいが、本当の見どころはこの先にあるのだ。
パノラマ台展望台
尾根づたいにしばし歩くと、パノラマ台展望台が出てくる。名前がややこしいけど、パノラマ台駅とパノラマ台展望台は別物なのだ。
花崗岩の峰に立つと、さらに広範囲のパノラマを見渡せた。
※断崖絶壁から下界を見下ろす
しかしまだ終わりじゃない。
さらに東に歩けば、もっとも高い弥三郎岳に出るのだ。
弥三郎岳(標高1,058m)
パノラマ台展望台を過ぎると、岩場は土の道になり、幅が狭く、急勾配になる。ハードというほどではないが、そこそこ体力と神経を使う。
鎖を伝って登っていくと、ついに弥三郎岳のてっぺんに出た。
山頂には、大きな丸い岩が乗っかっていた。
※360度の大パノラマだ
なかなか怖い。
岩のふちに近づけば、重力と恐怖が身体を引っ張りはじめる。カクッと膝が抜ければ、そのまま何百mもの谷底へ真っ逆さまだ。知らず、下半身に力がこもってしまう。ガクガク。
この岩場に立ってファインダーをのぞく(自分の足を見えなくする)のは勇気を要したよ。
ちなみに、ひららは岩の上に立てなかった。
※荒川ダム(能泉湖)を一望できる
弥三郎岳からの眺望は素晴らしかった。
遠くに、雪を頂いた山嶺も見えた。
しかしその写真は、ここには掲載しない。
掲載しても、この場所の雰囲気はちっとも伝わらないからね。
※ちなみに遠くから見るとこんなところ
◎
景色を満喫したら、来た道を戻る。
お察しのように、登りより下りの方が怖い。ずるずる滑りそうな斜面を慎重に降りていった。
パノラマ台駅まで戻り、ロープウェイを待つあいだにうぐいす谷を見てきた。
歩いて5分の距離にあるのだが、これまた断崖絶壁の絶景ポイントだった。
※うぐいす谷より
弥三郎岳は震えるほど景色のよいところだった。