フォートナム・アンド・メイソン / 優雅な英国式紅茶を
2007年 東京都:都心部 世界の味 国:イギリス 紅茶・コーヒーフランス式紅茶を楽しんだので、英国式も試してみよう。
イギリス
と言うわけで、日本橋三越のフォートナム・アンド・メイソン(Fortnum & Mason)に立ち寄った。
プラネタリウムを見る前の時間調整もかねたティータイムだった。
モダンな店内
店内は青磁色(緑がかった水色)にまとめられていた。
ブランドカラーであるオー・デ・ニール(ナイルの水)という色らしい。なかなかシャレた、現代的な雰囲気。レトロ調の『マリアージュ・フレール』とは好対照をなすね。
※フォートナム・アンド・メイソン日本橋三越店
紅茶らしい紅茶
嫁はアールグレイクラシック(Earl Grey Classic:945円)を注文。
きれいな紅茶がカップに注がれる。ここは茶こしを使うのか。両手を使うのは不便だが、ポットの構造がシンプルになるのはいいかな。
※紅茶らしい紅茶・アールグレイ
嫁はアールグレイの香りが好きらしい。
しかしここのアールグレイは、あまり香りが立っていないとか。私も試してみたが、香りも風味も紅茶らしい紅茶だった。
ミルクティーはよくわからん
私はブレックファスト(Breakfast:840円)を注文。
力強いアッサムティーを、ミルクティーにして楽しむものらしい。
※ちょっと濃いめのアッサムティーがブレックファスト
なんとも上品な風味だ。
私はコーヒーや紅茶に砂糖は入れないのだが、このミルクティーは甘みがないと寂しい。しかし砂糖を入れるとアッサムティーの素性がわからなくなる。むむむ。
英国式スコーン
私はスコーンセットも注文した。スコーンが2個と紅茶がセットで1,260円になる。スコーンをつけると「Cream Tea」と呼ぶようだ。「クロテッドクリームとジャムをたっぷりつけて」と書いてあるので、たっぷりつけてみる。
おほほ、けっこういける。これは紅茶にあうね♪
※軽い食感のスコーン
あとで知ったことだが、クロテッドクリームとジャムは両方つけるものらしい。私は1つずつ食べてしまったので、両者のハーモニーを知らない。ちぇっ……。
差し湯の使い方
くつろいでいると、「差し湯です」といってポットが置かれた。
お湯が入っている。
なので私たちは紅茶ポットにお湯を入れて、もう一煎してみた。
あとで店の人に聞いてみたら、差し湯は濃くなった紅茶を薄めるためのお湯らしい。つまりポットじゃなくて、カップに注ぐものだった。
あぅあー。失態でござった。
感想
決して悪くないのだが、ちょっと物足りない。
『フォートナム・アンド・メイソン』の紅茶は飲み慣れているせいかもしれない。お店ならでは、という感じはあまりなかった。
あと店の雰囲気だが、『マリアージュ・フレール』の方が落ち着けたように思う。つまり長居しやすいって意味ね。変な話だけど『マリアージュ・フレール』は異世界なので、かえって周囲を気にせずに済んだのかも。
まぁ、『フォートナム・アンド・メイソン』に不利な比較だけどさ。
自宅でも優雅に
お土産にスコーンとイングリッシュマフィンを買って、家で食べてみた。
もちろん、紅茶もいれた。
スコーンはおいしさを保っていたが、マフィンは駄目だった。
※自宅で再現
それでもまぁ、ちょっと優雅な英国式紅茶を楽しむことができた。