和光市役所 / 砕けた印鑑登録カード

2007年 埼玉県 建物:公共施設 社会見学
[WGS84] 35.781208, 139.605793 - Google Earthで開く(kml)

印鑑証明を取りに市役所に行ったら、印鑑証明カードが砕けてしまった。

踏んだり、折ったりしたのではなく、役所の人にカードを渡したところで、ぽろりと欠けてしまった。じつは、印鑑証明カードは自然に優しい生分解性プラスチックで作られている。だから非常に脆いのだ。

和光市役所
※砕けた印鑑登録カード

戸惑っていると、役所の人が「交換しましょう」と言ってきた。聞くところによると、カードの強度不足で砕けてしまう人が多いので、新しい(強度をあげた)カードに交換しているらしい。

新しい印鑑証明カードはその場で発行された。
しかし……これでいいのだろうか?

和光市役所
※和光市役所にて

生分解性プラスチックは、微生物によって分解される性質を持っている。包装素材やBB弾といった使い捨て用品ならわかるが、なんで長期間保管する印鑑証明カードに採用したんだろう? 最終的に水と二酸化炭素に完全に分解されちゃうから、タンスの引き出しから消えてしまうこともあり得る。

しかも生分解性プラスチックは通常のプラスチックより高価だ。なのに強度不足で再発行って、どんだけ手間かけてるんだよ!

和光市役所
※Fitのパトカーだ

数年で取り替える免許証やクレジットカードでさえ、生分解性プラスチックは使われてないのに。これが役人の考えるエコなのか?

どうかしてるぜ。

■和光市役所
[住所] 埼玉県和光市広沢1番5号
[電話] 048-464-1111
[URL] https://www.city.wako.saitama.jp/