銀座熊本館の焼酎バー / 熊本焼酎を飲み比べ
2007年 東京都:都心部 建物:アンテナショップ 郷土料理百選 酒 酒:利き酒 酒:焼酎ちゃんと焼酎を飲んでみよう!
というわけで、銀座熊本館に行ってきた。銀座熊本館は常設のアンテナショップだが、焼酎バーは6月12日~6月24日までの期間限定。人数を揃えてみんなで行きたかったけど、午後8時に店が閉まってしまうので、今回は私と嫁の2人で行ってきた。
※達磨焼酎全28蔵元の代表銘柄が集まっている
焼酎バーの2階にあった。吟醸バーよりも明るく、入りやすい。ここは焼酎を飲み比べる店なので、小さいお試しグラスがある。1杯100~200円くらいなので、いろいろ試せておもしろかった。
ヘビー(秋の露)とライト(川辺)
焼酎の銘柄はちっともわからない。なので、アルコール度数が高いものと低いものを選んでみた。
※左の41度の『秋の露原酒』、右が25度の『川辺』
銘柄の早見表には、下記のような説明があった。
川辺(100円) 減圧/25度
涼やかな吟香が漂い、米の甘みとほんのりとした塩味、後からきりりとした辛味が感じられる。
秋の露原酒(200円) 減圧/41度
濃い麦色にシェリー酒のような香り。塩味と米の旨みが溶け合い後に辛味が追いかけてくる。
秋の露はさすがにヘビー。喉の奥がカーッとなる。きついはきついんだけど、不快ではない。かたや川辺はほんとにライト。すーっと飲める。どちらもいい感じ。風味については説明にあるとおり(笑)。
熊本のおつまみ
熊本のアンテナショップなので、熊本名物がたくさんあった。からしれんこん(300円)、十割そば(500円)、天領かまぼこ(300円)を食べた。
※熊本名物:からしれんこん
生まれて初めて、からしれんこんを食べた。鼻の付け根にツーンと来て、涙が出る。でもうまい。焼酎に合う。「蓮根と辛子みそ」なんて組み合わせを、誰が思いついたのだろう? すごいよ。十割そばや天領かまぼこもうまかった。焼酎に合うね。
減圧(球磨拳)と常圧(極楽)
早見表によれば、常圧蒸留と減圧蒸留といったちがいもある。よくわからないので、お店の人に訊いてみた。
常圧蒸留
やかんでお湯を沸かすように、1気圧下で沸騰させる。
→原料の風味が残った(雑味のある)焼酎ができる。減圧蒸留
釜を減圧(真空)して、低い温度で沸騰させる。
→ソフトで澄んだ味わいの焼酎ができる。
店員さんに、常圧と減圧のちがいがよくわかる焼酎を選んでもらった。こんな風に相談しながら飲めるのはありがたい。
※左が減圧蒸留の『球磨拳』、右が常圧蒸留の『極楽』
極楽 (100円) 常圧/25度
焼きたけのこのような力強い香り。味わいはソフトでこくはありながらすっと切れていく印象。
球磨拳 (100円) 減圧/25度
吟醸酒用の麹菌と酵母で低温発酵、無濾過で壜詰。華やかな香りにすっきり
飲み比べると、なるほど雑味というかコクというか、風味のちがいがある。どちらがいいとは一概には言えない。これは1種類ずつ飲んでもわからなかったな。
◎
だいぶ酔ってきた。氷が溶けたせいもあるが、風味のちがいがわからなくなってきた。むむむ、やばい。いい気分だよ。忘れないうちに、早見表の上に焼酎を並べてみる。
※マトリクスを作ってみた
銘柄の説明があって、案内してくれる人(ソムリエ)がいて、ちょっとずつ飲み比べできる。うまいツマミある。
いやぁ、いい経験をしたなぁ♪
お土産
お土産に『馬サラミ』と『かるかん(軽羹)』を買ってきた。
※馬サラミ:お酒に合うよ
『馬サラミ』は、サラミというよりスパムに近い味わい。味が濃いので単体で食べるのはきついが、お酒との相性はよかった。『かるかん』も初めて食べたけど、おもしろいね。店員さんの薦めで餡入りを食べたけど、次は餡なしを試してみたい。