銀座ファボリ(Favori) / ベルギービールの夜
2007年 東京都:都心部 国:ベルギー 酒 酒:ビール銀座でベルギービールを飲んできた。
事前の計画はまったくなし。
昼間に「行こう!」と決断して、夜までに告知に気づいた6名が、銀座に集まった。
急なイベントだったけど、実現できてよかった。
ベルギービールとは
──ビールの起源は古い。
現代は「麦芽とホップ、酵母、水で醸造するお酒がビール」と定義されているが、それ以前はハーブやスパイスなど多様な材料で造られていた。これらのお酒は、現代の定義では「発泡酒」に分類されるが、古い定義では「ビール」だった。
ベルギーでは、そうした多様なビールが現在も造られている。
つまりベルギービールは「古い定義のビール」と言えるかもしれない。
銀座・Favori(ファボリ)
Micheさんに教えてもらった銀座の店。
「銀座」と聞くときらびやかなイメージがあるが、Favoriのある通りは静かで、古い建物が多かった。銀座にもいろいろあるんだね。
※注ぐところを目の前で見られた
店内に足を踏み入れると、外国のパブのような雰囲気。席が一杯だったので、カウンターに案内された。ビールを注ぐところが見られて楽しい。キャッシュ・オン・デリバリーで精算もラクチン。これはいいね♪
ランビックビール(自然発酵ビール)
ベルギービールの特徴の1つは、自然酵母(野生酵母)を使うこと。
その代表格が「ランビックビール」。酸味が強くなるため、フルーツなどを加えて再発酵させる場合が多い。
※紅くて甘いビール
Belle-Vue Kriek(ベルビュー・クリーク)の樽が届いていたので、それを試してみた。チェリーで再発酵しているので甘い。ビール特有の苦みも酸味もないので、ジュース感覚で飲める。おいしい。楽しい♪
トラピストビール(修道院ビール)
トラピスト会修道院で醸造されているビールのこと。
「なぜ修道院でビールを造っているのか」の説明は割愛。これもベルギービールを代表するビールだ。
※専用グラスは聖杯のかたちをしている
トラピストビールの定番と言えるChimay White(シメイ・ホワイト)を試してみた。いわゆるビールに近い風味。コクと苦みがあるんだけど、どこか甘みもある。不思議な感じ♪
ベルギービールは専用グラスで
ビールの銘柄ごとに専用グラスがある。
そのビールをおいしく飲むためであり、またその銘柄への愛着のあらわれだろう。
「とりあえずビール」は、ベルギーでは通用しない。
お気に入りのビールを選んで、じっくり飲む。ビールを味わう姿勢が日本とはぜんぜん違うよ。
※瓶にもグラスにもコースターにも、ピンクのゾウが描かれている
詳しい人と飲むのはいいね
Micheさんとboulifaさんは驚くほどお酒に詳しい。
ふたりとも、どこでそんな知識と経験を得ているのか……。
いろいろ教わることができて、とても楽しかった。
※詳しい人がいないと選べない
お酒が好きな人と飲むのはいいね
なべぇる夫妻が合流。ここで6人席に移動。
ふたりともベルギービールは初めてだけど、楽しみ方をすぐ理解して、ぐびぐび飲んだ。あれこれ勉強している私たちが馬鹿みたい(涙)。
※盛り上がって参りましたァ!
※リンデマンス・カシス:ジュースとビールの上位合体
※ゴリアット:強炭酸、イラストがいいね
※パウエル・クワック:グラスが特殊すぎて、注ぐの失敗した
いやはや楽しかった!
焼酎バーのあとだったから、あんまり飲めなかったのが惜しい。
これはもう1度、行かねばならぬ。