野口製麺所 / 讃岐(風)うどんの奥ゆかしさ

2007年 東京都:都下 うどん
[WGS84] 35.765521, 139.459781 - Google Earthで開く(kml)

武蔵野うどんが有名な東村山で、讃岐うどんにこだわる店があるらしい。

「野口製麺所」という店だ。
おもしろそうなので、「ゆり園」に向かう途中に立ち寄ってみることにした。

野口製麺所
※民家と畑の中にぽつんとたたずむ「野口製麺所」

どうやって注文するの?

店内にはいると、ゆで卵や天ぷら、おでん、おにぎりが置かれたコーナーが目に留まった。セルフサービスらしいが、うどんはどうやって注文するのだろう?
まごまごしてると店員さんに座るよう促された。
ここは着席してから注文するスタイルのようだ。

野口製麺所
※店内の様子

ひな鶏釜卵うどん(500円)

うどんの味を楽しむなら、「もり」がいいだろう。しかしここは鶏卵にも自信があるようなので、嫁は「釜卵うどん」を注文する。待つあいだ、おでんを3種ほどつつき、ゆでたまごを食べる。特筆すべき個性はないが、素朴でうまい。
するうち、うどんが運ばれてきた。

野口製麺所
※ひな鶏釜卵うどん

ふつうにおいしいと思う。たまごと醤油(たれ?)の相性がよかった。それがわかるのも、うどんのよさかもしれない。

猪肉汁うどん(900円)

私は店のオススメとおぼしき「猪肉汁うどん」を注文する。ホンモノの猪肉で、岐阜県から取り寄せているそうだ。
これは、この店オリジナルなのかな?

野口製麺所
※猪肉汁うどん

食べてみる。ふむふむ、うまい。
猪肉は、豚肉に似て非なるものだった。その汁も変わっていて、おもしろい。

野口製麺所
※長ーい!

この店のうどん最大の特徴は、麺が長いことだ。
あまりにも長いので、汁につけるのは大変だった。非常に食べにくいのだが、印象に残る個性だった。

ここは材料の小麦粉や醤油を香川県から取り寄せているらしい。店主は讃岐で修行してきたが、水がちがうので讃岐うどんの味を再現できない。そこで「讃岐うどん」の看板は出さず、「讃岐風うどん」と称しているそうだ。

しかし本場の味を知らない私たちには判断しようがない

やはりいっぺん、香川に行くしかないな。

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