松屋銀座 / 家で飲むベルギービール
2007年 東京都:都心部 国:ベルギー 建物:デパート 酒 酒:ビール嫁が『ベルギービール大全』(石黒 謙吾,三輪 一記)という本を読んでいた。
ベルギービール146銘柄を写真やチャートで解説するガイドブックで、図書館から借りてきたらしい。この数ヶ月でアレコレ試してきたが、嫁はたいそうベルギービールを気に入ったようだ。私もついていけなくなってきている。
家で飲もう
「銀座のデパートでベルギービールを探そうよ」
有楽町の用事が終わったところで嫁が言い出した。店でなく家で飲みたいらしい。それはそれで一理ある。店で飲むと高くなるだけでなく、ビールの色や香りを楽しめないのだ。
(ゆっくり、じっくり楽しむなら、家で飲むのもいいかもしれない)
そう思って探してみたら、松屋の地下でベルギービールを見つけた。あるところにはあるもんだ。
※お店ほどではないが、有名どころがそろっていた
※買ってきたのは3本
ブーン クリーク(Boon Kriek)(746円)
「ブーン」は醸造所の名前、「クリーク」はさくらんぼを意味する。
さくらんぼを漬け込んで、古いランビックと若いランビックをブレンドしたビール。同じさくらんぼ系のベルビュー クリーク(Belle-Vue Kriek)に似ていて、飲みやすい。しかし飲みやすいがゆえに、あまり印象に残らない。
※ベルギービールの基本みたいな風味だ
ボスクリ(Boscoulis)(595円)
「ボス」は森、「クリ」は高級フルーツソースという意味。
フルーツジュースを20%ブレンドしたフルーツビール。飲んでみると、そんなにジュースっぽくない。ワインのような酸味と渋みがするかな? 飲んだあとに、喉に渋みだけが残る。けっこう、酔える。
※やや赤みがかった琥珀色:家でなければわからない
ニュートン(Newton)(368円)
グラスに注ぐと、青リンゴの香りが鼻孔をくすぐる。
今回買った3本の中ではもっとも飲みやすい。というか、ジュース感覚で飲める。後味もさっぱりで、ビールとは思えない端麗さ。
※くぃっと飲める
傾向分析
実際の経験と、『ベルギービール大全』の説明と照らし合わせる。
なるほどと思うところもあれば、あいまいすぎたり、食い違うところもある。
これまでの経験を集計すると、私と嫁はライトボディのバランス型(淡いと濃いの中間)が好みらしい。苦味、酸味、甘味、渋味、アルコール度数については傾向を見いだせなかった。
しかしベルギービールの種類は多く、まだ試していない系統もある。
この調子で試していけば、自分の好みが特定できるかもしれない。