清澄庭園 / 石と水に親しむ庭園
2007年 東京都:東部 公園 日本庭園都民の日は、深川(清澄庭園)と東京タワーを散策してきた。
ホントはもっと遠くの高額な施設を見たかったんだけど、(「東京都江戸東京たてもの園」とか「井の頭自然文化園」とか)、夕方スタートだったので近場に切り替えた。
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まず清澄庭園を訪れた。
昔、この近くに住んでいたのにね
私は2001年まで江東区森下に住んでいた。
清澄庭園は歩いていける距離だが、このころの私は有料の公園を散策する趣味はなかった。変われば変わるものである。
※清澄公園:回遊式築山泉水庭園だ
そんなに大規模な公園ではない。
面積は小石川後楽園よりちょっと大きいくらい。だけど、なんだか広く感じる。中央の池によって視界が通るせいだろうか。
※傘亭:キノコのようなあずまや
清澄庭園と旧岩崎邸庭園は親子
清澄庭園は、三菱財閥の岩崎彌太郎(弥太郎)の邸宅があったところ。
関東大震災で近隣住民の避難場所となったことを受けて、東京都(当時は東京市)に寄贈された。岩崎彌太郎は、先日訪れた旧岩崎邸庭園の主人・岩崎久彌(ひさや:久弥)の父にあたる。
親子そろって自分の邸宅を寄贈するとは、どえらい話やな。
※涼亭:水辺に浮かぶ数寄屋造り
全国の奇岩珍石が集まっている
園内には、大きな石(岩)がぽつぽつと配置されている。伊豆や佐渡、讃岐などの名石で、岩崎家が自社の汽船を用いて産地から集めてきたらしい。
当時の岩崎家の隆盛ぶりがうかがえる。
※佐渡赤玉石:現在は採取が禁止されている
水に親しめる磯渡り
清澄庭園の魅力は、なんといっても「磯渡り」。
池の縁に置かれた石をぴょんぴょん渡っていけるんだけど、これが楽しい。水面ギリギリに石があるので、しゃがめば水面に手が届きそうだ。
水の量が年間通して一定なんだろうな。
※磯渡り:磯とあるけど、海水じゃないので臭くない
※パチンコ玉を投げ込みたくなる
誰かが渡ると、そのあとを鯉や亀、水鳥たちが追う。エサをもらえると思っているのだ。子どもがエサを投げると、奪い合いがはじまる。強さは水鳥>鯉>亀の順だった。亀は反応が遅すぎる。
※エサをめぐる熾烈な戦い
ゆっくり歩いて小一時間ほど
夕暮れ時で、曇り空なのが悔やまれる。
晴れていれば、もっときれいに撮れたのに......。公園に行くなら晴れた日の昼間がいいね。それと花の季節だな。
※ぐるっと池をまわる
※いいところだった
池を一周するだけの散歩なんだけど、なかなか満足できた。これで150円ならお値打ちですよ。森下に住んでいるうちに、ちょくちょく訪れればよかったな。
隣接する清澄公園
清澄庭園に隣接して、清澄公園がある。こちらは無料開放されており、子どもたちが自由に遊べる。森下に住んでいたころ、早朝にやってきてラジオ体操したことがある。
注:正式にはどちらも清澄庭園なのだが、地元の人たちは呼び分けているみたい。
※シンボルの時計
ここも、旧岩崎彌太郎邸の敷地だっとは知らなかった。
敷地の半分は清澄庭園に、残り半分は清澄公園になったそうだ。
※猫ににらまれた
このあとは「旧芝離宮恩賜庭園」に行くつもりだったが、日が暮れてしまった。
なので清澄庭園の裏手にある「深川江戸資料館」に立ち寄ることにした。
■清澄庭園:泉水と名石、そして緑と野鳥
[住所] 東京都江東区清澄二・三丁目
[規模] 面積:8.1ha