東京麺通団 / 讃岐うどん探訪・中級編
2007年 東京都:新宿副都心 うどん「さて中級編ですが...」というboulifaさんの導きで、東京麺通団に行ってきた。
やはり新宿の店だ。アクセスがいいからね。
新宿西口から歩くこと数分、見つけた店の看板には「讃岐うどん大使」と記されていた。うほー。
※讃岐うどん大使ッスか
東京麺通団の動きかた
外観はラーメン屋っぽかったが、入ってみると見知らぬ世界。店の入り口に厨房があって、奥で食べるようになっている。どうやって注文するのか? その作法は公式サイトに書いてあった。
ちゃんと勉強してきたつもりでも、本番は勝手がちがう。
私は注文して、うどんを受け取る前に移動して、店員に呼び止められてしまった。さらに天ぷらコーナーで物色していたら、後ろに人が詰まってしまう。あれこれ悩まず、さっと選んで精算するのが流儀らしい。慣れないと難しい。
でも、店員にも客にも怒られなかった。よかった。
※天ぷらというより、唐揚げみたい
ダシはレジ後に、自分でかける
私は あつかけ・大(390円)を、嫁は ひやかけ・小(290円)を注文した。
しかし2人とも最初に渡されたのは麺だけ。お盆を持って進み、天ぷらをチョイスして、お金を払ったあとに、レジ横のタンクで熱いダシをかけるのだ。この方式だと、熱々のダシをかけられるし、移動中や会計時にダシをこぼす心配がない。効率化されてるなぁ。
※あつかけ:ダシタンクで熱々のダシをかける
※ひやかけ:こちらは冷たいダシをかける
うどんと向き合う
席に座って、うどんを食べる。つるつるつる。
あつかけとひやかけ。要するに素うどんである。天ぷらや肉、大根おろし、卵、鰹節、天かす...といった装飾(具)がないので、うどんの味がストレートにわかる。おいしい。
考えてみれば、こんな風にうどんと向き合ったことはなかった。
※おいしい素うどん
奇妙なたとえだが、丼もの(天丼とか牛丼など)を食べに来たら、白米を出された感じ。白米だけじゃ物足りないと思ったが、そうでもない。むしろお米のおいしさを再確認することになった...とまぁ、そんな感じの経験だった。
讃岐うどんは、すっぴんでもうまかった。
※僧房のような雰囲気
はなまるうどんも うどんをメインに出す店だったが、東京麺通団はさらに うどんに満ちている。なるほど「讃岐うどん大使」を名乗るだけはある。妙に感心してしまった。
◎
ふたたび、うどんの基礎に立ち返った感じ。
ここを起点に、また探訪をつづけていきたいね。