新宿伊勢丹 福島美味物語 / あわまんじゅう, 相馬牛メンチカツ, ままどおる
2007年 東京都:新宿副都心 建物:デパート 物産展 郷土料理伊勢丹の物産展、『福島美味物語』を見てきた。
今年は物産展に来ることが多いが、まぁ、いいっしょ。先日の『山形美味物語』と同じく、地下1階で開催されていた。なので規模は小さい。
もうすぐ福島旅行に行くけど、現地では意外と特産物を見つけにくい。この物産展で、ちょっと予習をしておこう。
あわまんじゅう ~小池菓子舗
行列ができていたので、並んでみる。しかし人が動いていない。どうやら製造が追いついていないようだ。
実演販売で、オジサンが1コずつ手作りしてる。それを蒸して、うちわで扇ぐ。まだ熱々のところを1コずつ包装して売る。朝10時の開店からずっとこの作業を繰り返してきたのだろうか? 大変だなぁ。
※お猪口を使ってテキパキと粟饅頭を作る
※黄色い粟饅頭×6、茶饅頭×1、栗饅頭×1
- あわまんじゅう(70円:税別)
粟の食感はいいね。あんことの相性もいい。京都『弥次喜多』で食べた粟ぜんざいにとても近い。うまい。ただ、粟が柔らかすぎて手にくっついてしまうので、饅頭としては食べづらいかな。
- 茶まんじゅう(70円:税別)
お茶の風味はしないけど、ただの饅頭としておいしい。あんは違うけど、仙台で食べた『黒砂糖饅頭』を思い出す。
- 栗まんじゅう(110円:税別)
栗と白あんが入ってた。これもイケル。栗まんじゅうは、今の時期がいちばんおいしいそうだ。
※あわまんじゅう:買ってよかった
相馬牛メンチカツ ~鳥久精肉店
福島県相馬市で育てられた黒毛和種を「相馬牛」として販売しているらしい。ふと興味が湧いたので、メンチカツを買ってみた。その場で食べる。
めちゃめちゃうまい!
衣はサクサク、中身はジューシー。衣の厚さ、肉と玉ネギの割合も素晴らしい。「メンチカツはこう作れ」というお手本みたい味だった。メンチでこれほど感動したことはないよ。
※相馬牛のメンチ:ハンバーグとコロッケのいいとこ取り
相馬牛のハンバーグ ~鳥久精肉店
気をよくした私は、ハンバーグも買ってみた。
オバチャンは「ポン酢か塩胡椒で食べて」というので、そのとおりにする。なるほど、肉の味がよくわかる。高い和牛でハンバーグを作るとペーストみたいに柔らかくなってしまうけど、このハンバーグは食べごたえがあって、うまかった。
※相馬牛のハンバーグ:うまー
ままどおる ~三万石
マイミクのsuu*さんに教えてもらった『ままどおる』が売っていた。福島県外で販売されるのは珍しいそうだ。現地で買うつもりだったけど、味見してみることにした。
※ままどおる
ままどおるは、バターのたっぷり入ったミルク味の餡を生地で包み焼き上げた土産菓子。強烈に甘いものと思っていたけど、それほどではなかった。バター風味もほんのりする程度で、べたつきもない。なかなか上品なお菓子で、おいしかった。
東京はなんでも手に入る
このほか、いくつか心惹かれたものもあったんだけど、買わなかった。なぜなら、同じ商品が伊勢丹などのデパートで(物産展がない日でも)売っていることを知っていたから。つまり、物産展に来るような店舗は、ほかにも販路をもっているわけだ。
それでもまぁ、食べたことがなければ買えばいいんだけど、今回はちょっと心の整理がつかなかった。
東京ってのは、毎日が物産展なんだなぁ~と思ったよ。
※福島美味物語
山菜わっぱ飯 ~檜庵
それから、物産展ではないけど、先日食べたわっぱ飯をもう1度買ってきた。今回は山菜わっぱ飯。こちらもイケル。やっぱり温かいうちに食べた方がうまいや。
これは、列車の中で食べると最高だろうな。
※山菜わっぱ飯
あれこれ食べ歩いたが、福島の味はわかったような、わからないような、微妙な感じ。まぁ、福島県には海も山もあって、山形や宮城の食文化も混ざっているから、個性を出しにくいのかもしれない。
とはいえ、いわゆる福島県の郷土料理──三五八漬け、ぼうたら煮、メヒカリの天ぷら──などは食べてないので、なんとも言えないか。
福島旅行は11月8日から5日間の予定。
予習が役立てばいいな。