ワンフェス2008冬(3) プロとアマの境界
2008年 東京都:都心部 社会見学西ホールは企業ブースとコスプレゾーンになっていた。
東ホールのような島(テーブルの集まり)はなく、各社が独自にブースを作って、自由に行き来できる。商品発表会に近い……というよりそのものか。プロディーラーじゃなくて、企業ブースか。変われば変わるもんだ。
※西ホール:ラジオの公開収録を聞く客たち
プロとアマの境界は?
企業ブースの作品はさすがに品質がいい。「しかしその分、飛び抜けた個性はない」と言いたいところだが、そんなこともない。アイテムの選び方にもセンスを感じる。作っているのは同じ人間ということか。
※バトルホークとはマニアックな
※バオー来訪者:布地の使い方がうまい
※きれいなジャイアンは完売していた
※実物大だと巨大すぎる2人と1匹
この十年でアマチュアの造形スキル・販路経路が整理され、市販品と区別できなくなった。また市販品をアレンジする職人も増えた。一方、プロはアマチュアが考えもしない角度で商品を展開する。
なんだか十数年前と構図が逆転してるよ。
動かせるものが多い
あれこれ見ていると、手で動かせるフィギュアが多いことに気づく。リボルテック(可動式)やピンキーストリート(着せ替え式)など、ただ飾るだけではないフィギュアが人気のようだ。
※うぅ……ほしぃ……(リボルテック・トロ)
※好きなポーズで撮影できるコーナーがあった
※爆裂!!死。シード団
ワンフェスと言えばコスプレ
強風のため、フリーゾーンでのコスプレは中止、西コーナーで開催されていた。室内だと狭いし、暗いしで、大変そうだった。
※本物(撮影に使ったもの)かどうか、見分けがつかない
※なんのコスプレだろ?
※うほッ! いい三角頭♪
※こーゆーのはワンフェスならでは
※目線をもらうと、ドキッとしてしまう
お気に入り(西コーナー)
西コーナーで見かけた、お気に入りのフィギュアを載せておく。企業ブースだけど、商品として販売されているとはかぎらないところが難しい。
※やわらかそうだ(ふしぎの国のアリス)
※男の子だとわかっても、なお興奮する(ギルティギア・ブリジット)
※小さいのに、よく作り込んでいる(クイーンズブレイド・荒野の義賊リスティ)
※つれない表情のアラシ(ガドガード)
※表情がいいね(戦国ランス・南条蘭)
※大人気(戦国ランス・上杉謙信)
萌え文化はどこへ行く?
フィギュアには、不思議な魅力がある。
実物の女性をモチーフにしているが、ある意味、実物以上に愛らしい。まさに記号だ。絵画だけでなく、造形として萌えの記号を扱う文化は、これからどう発展していくんだろう? また、当日版権システムはどう整理され、どのような功罪をもたらすのか?
※中央通路(ガレリア)を抜けて
また十年ほどしたら、訪れてみよう。
(おわり)