東京都庭園美術館 / 今回は庭園のみ
2008年 東京都:南部 日本庭園 美術館 花 花:さくら庭園美術館の庭園と美術館は、別ものだった。
庭園美術館の見所は2つ。洋式・和式の「庭園」と、アール・デコ形式の建物が魅力の「美術館」だ。これらは連続した1つの施設と思っていたが、そうではない。私たちが訪れた日は、ちょうど展示を入れ替えるための休館期間だった。
つまり、庭園には入れるが、美術館は入れないってわけだ。うわーん!
※庭園の中に美術館がある 入場料は別だ
それでも庭園を見ていこう
庭園の入場料は200円。美術館の入場料は展示内容によって異なる。将来、美術館を見に来るときも庭園の入場料を払うのか(美術館は庭園の中にあるため)。なんだか馬鹿らしいが、庭園は季節によって表情を変える。桜の季節に再訪することはないだろうから、庭園だけでも見ていくことにした。
※アール・デコ形式の美術館(入場できず)
洋風のお花見
園内では、たくさんの外国人親子が花見をしていた。洋式の庭園で、いすに座って桜を見る、青い目の親子たち。なんとも不思議な光景だった。このあたりには大使館が多いから(参考:目黒のSUNまつり)、外国人も多く住んでいるのかもしれない。
※洋式の花見だ
新宿御苑も入場料がかかるが、たくさんの花見客でにぎわっていた。それに比べると庭園美術館は静かで、落ち着きがある。穴場スポットなのかもしれない。
※彫刻「風」
※しだれ桜から見下ろす
※しだれ桜の花弁
庭園としての規模は大きくない
日本庭園も見てみよう。こちらは池と小径、茶室があるだけ。非常にコンパクトだ。日本庭園の方には桜は植えられていないようだ。
六義園ほど大きくなく、小石川後楽園ほどの起伏もない。清澄庭園のような奇岩もないので、庭園としての見所は少ない。しかし全体的な品の良さは感じられるかな。
※茶室「光華」 豪勢な名前だ
※灯籠と池
桜について
これまでの経験では、新宿御苑の桜がいちばん見応えがあった。しかし桜の美しさは、その大きさや本数に比例するわけではない。アール・デコ形式の美術館や、和洋折衷の彫刻とともに見る桜もまた一興だった。
※全体として桜が大きいわけでも、多いわけでもない
※桜そのものより、背景を楽しめれば吉
そういえば、自然教育園もあった
家に帰ってから気づいたけど、東京都庭園美術館に隣接して、「国立科学博物館付属自然教育園」があった。入場料300円で、花見のシーズン(3/13~4/8)は休まず営業している。地図で見たより庭園美術館が小さいと感じていたが、自然教育園を忘れていた!
むぅ、美術館とともに、訪れねばならんなぁ。
※空を横切る飛行機
このあと、私たちは目黒川の桜を見に行った。
(つづく)