鶴見線・海芝浦駅 / 出られない駅
2008年 神奈川県 交通:鉄道駅ハイは浅野駅スタートだが、海芝浦駅まで足を伸ばしてみた。
話には聞いていたけど、すごい駅だった。
最初は馬鹿にしていた嫁も、喜んでくれた。ホームから出ずに戻るんだけど、ちゃんとお金を払って折り返したよ。
※ホームの前は海だ!
海にいちばん近い駅
電車を降りると、眼前に海が広がっていた。
正しくは海じゃなくて京浜運河。扇島や鶴見つばさ橋が一望できる。目の前を大小さまざまな貨物船が往来するのも壮観だ。こんな駅があったんだね。
※鶴見つばさ橋が見える
※いいねぇ
※HDR画像
余談だが、1945年(昭和20年)の横浜大空襲で、海芝浦駅の手前にあるカーブ地点が爆撃され、数名の勤労学生が亡くなったらしい。終戦の3ヶ月前のことだ。
ウォーキングでもらったパンフに書いてあった。
※あのカーブのあたりか...
出られない駅
ここは東芝工場の中にあるため、一般客は駅から出られない。もし終電を乗り過ごしたら、歩いて帰ることもできない。
ここまで来るのは東芝工場の職員だけのはずだが、私と同じように見学しに来た客が十名近くいた。駅を降りる(工場に入る)人はわずかで、大半は駅に残ってしまった。
※足元を見ると、すぐそこが海だとわかる
※改札ではなく、東芝工場のゲート(守衛所)
公園のある駅
ホームの端っこに、「海芝公園」という小さな公園がある。
海芝公園が人気スポットになり、「関東の駅百選」にも選ばれたので、東芝が工場の一部を提供してくれたらしい。駅にある公園から海を見るってのも、乙なもんだ。
※ホームの端っこにある
鶴見線とは
鶴見線は京浜工業地帯を走る、全長10キロ以下の小さな路線。
もともと工場主が出資して敷設した路線なので、改札が工場の通用口につながっている駅や、工場敷地内の駅もある。また埋め立て地なので地名が少なく、人や工場にちなんだ駅名も多い。
『鉄子の旅』第17旅で紹介されていたので、いい機会だから見に来てしまったよ。
※本数が少ないので、ぼんやり出発を待つ
2つ駅をもどって、浅野駅を下車。
私たちは駅からハイキングに参加した。